1 2016年 05月 19日
5月14日 前週に続いてこの日もクモマツマキチョウを狙って山を歩き回りました。 ハタザオがだいぶ目立つようになり、個体数も増えているに違いない・・・と確信しました。 ところが、どれだけ歩いても姿は見られず・・・・アッと言う間に午前が終了しました。 午後になって諦めて帰ろうとしたころやっと♀が飛び、いきなり産卵です。 ![]() その直後、すぐ近くのハタザオで吸蜜してくれました。 ![]() 2,3度撮影チャンスがありました。 ![]() 崖の上で産卵していましたが遠くて撮影できません。 基本的に吸蜜か産卵以外は静止することはあまりありませんが、 時々雲が出た時などに静止することがありました。 ![]() ヤマトスジグロシロチョウ?らしきチョウに追われる事もありました。 ![]() それが意外と長く続き、段々追いかけるシロチョウが増えていきました。 ![]() 4頭が並んで飛ぶ姿はピンボケで掲載できませんが、その内に林内で見失いました。 ひとしきり♀を追いかけると、♂も飛び出しましたが標高の低い方へ消えていきました。 時々姿を現す♂はずっと飛び続けているだけで吸蜜してくれず、 陽が陰った時だけ静止し、撮影しましたが絵になりません。 ![]() そんな訳で、朝の期待は何処かへ行ってしまい、前週より成果が上がりませんでした。 この地は今年は個体数が少なかったのだと思います。 いや、日ごろの行いが悪いから・・・との説もあります。(笑) オレンジが飛ぶまでの間、ヤマトスジグロシロチョウを追いかけていました。 ![]() クモマツマキチョウの卵も撮影しました。 ![]() 最後に楽しみにしていたシナノコザクラだけは満足するまで撮影できました。 ![]() ![]() 前週に続いて同じ場所での撮影でしたが、標高差に加えとにかく歩き回る距離が長いので 苦労の割には成果が少なく残念な結果に終わりました。 日ごろの行いに気を付けて、来年こそは・・・と今から期待しています。 - ▲
by konty33
| 2016-05-19 22:20
| 高山蝶
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2016年 05月 17日
5月8日 GWの最終日となったこの日は快晴で風もなくオレンジ日和となりました。 例年なら2週間くらい早いイメージですが、今年は発生が早そうなので下見と思い行ってきました。 期待しながら現地に到着しましたが、暫く待っても全く飛びません。 9時半ごろになってやっとクモマツマキチョウが飛びました。 ![]() この♂が飛び出す前にハタザオを確認すると卵が見つかったので、間違いなく飛ぶと確信していました。 しかし飛び出す時間が遅すぎで、しかも姿が見られる回数も時間もが少なすぎです。 ![]() 朝のうちは何回か吸蜜しましたが、時間が短く追いかけての撮影は大変で背景が抜けるような絵にはとてもなりません。 こちら向きで吸蜜したので顔はよく見えますが・・・・イケメンでしょうか。 ![]() 新鮮な♂のV字開翅で裏表を上手く表現したかったのですが・・・翅表だけが多かったです。 ![]() スミレの花でも吸蜜しました。 ![]() タンポポが咲いていたので吸蜜しないかと思っていたら・・・・これは長々と吸蜜していました。 ![]() ♀は昼頃になってやっと現れました。 ![]() 久しぶりに産卵シーンも撮影でき、これは満足です。 ![]() 角度が90度変わって・・・・・顔は写せましたがこれでは卵が見えませんね。 ![]() これが産卵したての卵ですが、白っぽい色をしています。 ![]() この卵が朝一の♂が飛ぶ前に確認していた卵ですが、日にちが経過しオレンジ色です。 ![]() 違う卵をもう少しアップにしてみました。 ![]() ♂と♀が飛び出すとこんな求愛シーンも見られましたが、ピンボケで申し訳ありません。 ♀はお尻を上げて交尾拒否のようです。 ![]() フライングかと心配しましたが、個体は少ないものの♂♀ともに確認できました。 卵の色からすると更に何日か前に発生していた事になりますから この地の発生日として過去最速になるような気がします。 まだハタザオも少なめだったことから、1週間後に再訪し発生状況を確認しています。 ▲
by konty33
| 2016-05-17 22:03
| 高山蝶
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2011年 07月 30日
7月中旬 ミヤマモンキチョウの北アルプス産を観察しようと天気を心配しながら産地に向かいました。 登山口に到着したときは小雨が降っており、いかがなものかと思案していると登山の皆さんはカッパを着て登っていきます。 予報では10時過ぎに雨雲が切れるようなので、ダメもとで登山を開始しました。 天気が幸いして比較的気温は低く、霧の中様子が分からずただただゆっくりとしたペースを守って登ります。 もう体力の限界と思いかけたころ、クロマメノキが登山道付近に現れはじまました。 ![]() 周りのクロマメを前に少し元気が出ましたが、霧の中で天気が好転する兆しが見えません。 霧で周りの環境がよく分からないままここがポイントと勝手に決め、食事を摂って体力と天気の回復を待ちます。 10時すぎになりやっと周りの霧が晴れ始め、雨もやみ明るくなってきました。 すると程なくミヤマモンキチョウ♂がちらちらと飛び始め、イワカガミなどで吸蜜しました。 ![]() まだ、時々霧が立ちこめ活性が低いので広角でも撮影しました。 ![]() ♀はいないかと探していると見つかりました。 ![]() その内に晴れ間が見られるようになり、急に飛翔速度が上がり、なかなか止まらなくなりましたが、ニガナの多い場所で待っていると時々吸蜜に2きます。 ![]() 吸蜜するときの身体の向きや光線の加減が難しく、なかなか上手く撮れませんでしたが、少し羽根が透けて綺麗です。 ![]() 生息地がそれなりの斜面だったため行ったり来たりで体力を使い果たしましたが、そこそこ写真も撮れました。 帰りの時間が気になり始め、ヘロヘロになりながらも下山することにしました。 朝の雨で足下が悪く滑りやすいので下山も大変です。 登山口付近まで降りてきたところでゴイシシジミを見つけました。チラチラ何頭か飛んでいます。 バテバテでしたが、少し元気を出して様子を見守ることにしました。(ホンとは休みたかっただけ?) すると1頭が笹の葉表に静止したかと思うと葉裏に回り込んでいきます。(写真をまとめました) ![]() 裏を見てみると沢山のアブラムシがついており、見ていると産卵を始めました。 ![]() 産卵シーンを撮り終えたところで、急いで登山口に向かいました。 今回の産地は初めてで適期がわからず、ミヤマモンキは発生して時間がたっているのか新鮮な個体には出会えませんでした。 しかし、初めてのアルプスモンキを堪能し、帰りの5時間の運転も余裕で帰れました。(ホントはバテバテですが・・・・。) ▲
by konty33
| 2011-07-30 00:16
| 高山蝶
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2011年 07月 20日
7月14日 いろいろな夏の蝶たちを撮影しながら林道を進むといきなり前が開け、そこにはミヤマシロチョウが飛んでいました。 朝曇っていた空は、いつの間にか雲が切れ強い日差しが照りつけます。 川には水がなく集団吸水を期待しましたが今回は可能性がなさそうです。 ミヤマシロチョウは飛び続けるだけで何処かに静止する様子がありませんので、仕方なく不得意の飛翔にチャレンジしました。 ![]() 求愛行動を確認したので交尾が撮影できると期待して近寄ると♀は拒否しているようでした。 その内に♂は諦めて飛んでいき、♀は食樹のヘビノボラズの周りを飛びながら産卵場所を探しているようです。下の写真が産卵場所決定の直後です。 ![]() するとほどなく産卵を始めたので、驚かさないように近づき1,2卵目の産卵をアップで撮影しました。 ![]() 昨年もここで産卵を見られたので、2年連続3回目の産卵観察です。卵塊が増えていくのが分かります。 ![]() 広角で撮影するとバックの崖と青空が入り雰囲気が変わります。 ![]() 卵塊は凄く大きく、数えていませんが軽く100卵以上ありそうです。 ![]() 何処かに花はないかと探しましたが凄く少なく吸蜜しそうな花の近くで待っているとやって来ましたが一瞬でした。 ![]() クサフジにも1頭が吸蜜にやって来ました。 ![]() ![]() このポイントでの撮影を終了し、近くの別の場所にも行ってみました。 その場所は、期待していたアザミには早かったですが、保護会の方にバイカウツギやカンボクなどに吸蜜に来ると教えていただきました。 ![]() ところが、大きなバイカウツギの上の方でのみ吸蜜しており、下の方には降りてきません。 遠目からの撮影で、更に逆光になるため良い画像が撮れません。 綺麗なクサフジの前でも待ちましたが、午後のためか飛び回るだけでお利口なモデルが居ませんでした。 様子を観察しているとヘビノボラズの上を飛ぶのですが先ほどの産卵場所を探す♀とは違い、♀を探している♂ように見えました。 ▲
by konty33
| 2011-07-20 21:30
| 高山蝶
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2011年 06月 06日
6月5日 やはりこの時期クモマツマキチョウをどうしても見たくて今年も北アルプスの渓谷に挑みました。 ポイントに到着すると誰もいません。あれ?と思いましたが、荷物を降ろす前にクモツキ♀がもう飛翔しているではないですか。 慌てて撮影した写真が下の産卵写真ですが、向きが良くありません。 ![]() そこで回り込んでみたのですが、産卵は終了し吸蜜になってしまったのが下の写真(トリミング)です。 良く見ると花の付け根(腹の先)にたった今生み付けられた卵が見えます。(画像をクリック拡大してご覧ください) ![]() この写真を撮り終わった直後、ブログ先輩の皆さんが到着され、いろいろなクモツキの習性やこの地の特徴などお話しいただき、皆さんでワイワイと楽しく過ごすことが出来ました。 前日に交尾を撮影された方もみえたので写真を見せていただき、何とか今日も見られないかと♀を探しますが・・・・・・。 ♀はなかなか姿を見る機会がなく、もう1回チャンスがあったのが下の写真ですが、少し古びた感じの個体でした。 ![]() 日数が経過しているのか茶色っぽくなった卵を見つけることが出来ましたのでアップしておきます。 ![]() ♂は良く飛んでくるのですが、♀は少なく、良く♀と間違えるのがヤマトスジグロシロチョウです。 通常は大きさですぐに分かるのですが、小さめの個体がハタザオに吸蜜すると近くによって確認したくなります。 「やっぱりスジグロシロチョウでした」の一枚です。 ![]() ♂は撮影機会が多く、あちこちのハタザオで吸蜜してくれました。このくらい表翅が見えると綺麗です。 ![]() 全開翅は、遠くに止まったときが多く、100mmマクロで少ないチャンスを生かしたのが下の写真です。 ![]() この日の午前中はは、やや薄い雲に覆われた柔らかい日差しの天気だったこともあり、吸蜜が観察機会がとても多かったように思います。 ![]() ![]() スミレの花にも吸蜜することがあり、近くで撮影することが出来ました。 ![]() ![]() 真上からも撮ってみました。少し首を曲げて吸蜜していました。 ![]() 複数の個体が観察できた♂はどの個体もとても新鮮で発生初期のように見えました。 飛翔写真が苦手なkontyは、遠目から100mmマクロで連写し、少しでも脈動感のある写真をと頑張りましたが、この程度でお恥ずかしいです。 ![]() 午後になり、雲が厚くなってくると吸蜜していた個体が、突然ハタザオ上で触角を2本並べ羽根を小さく折りたたみ休止モードになります。 ![]() 薄日が差して暫くするとまた飛び出し、1頭が飛ぶと他にも飛び出すので、飛翔に必要な条件が何となく分かりました。 最後に、現地でお会いしたkmkurobeさんやtheclaさん、蝶山人ご夫妻の皆さんにはお世話になりありがとうございました。 また、昨年とは比べものにならない好条件での撮影が出来たことを感謝すると共に、来年もまた見られますようにと祈るような気持ちで小雨が降り出した現地をあとにしました。 ▲
by konty33
| 2011-06-06 22:30
| 高山蝶
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2011年 02月 08日
2010年7月18日 突然の思いつきでタカネヒカゲを撮影に小蓮華岳を登ってみました。 稜線にタカネヒカゲは飛んでいましたが、思いのほか活発で撮影どころではありません。 しかし、ガスがかかると突然岩の上に静止しワンチャンス?・・・。後は時間が無く走るように下山しました。 ![]() 下山途中でライチョウを見かけました。まったく人を怖がりません。 ![]() 2010年7月23日 オオイチモンジを観察に上高地に行ってみました。 数日前は沢山いたようですが、この日は少なく、傷んだ個体ばかりでした。 新鮮な♀が飛んでいましたが撮影できませんでした。 ![]() そこで、タイツリオウギを食すアサマシジミ(ヤリガタケシジミ)を探してみました。 いろいろな偶然が重なり、運良く観察することが出来ました。 ![]() 2010年7月24日 ミヤマシロチョウを見に烏帽子岳に登ってみました。 複数の個体が飛んでいましたが、天気が良すぎるためかなかなか静止しません。 おにぎりを食べながら飛翔を眺めていると、突然静止し産卵を始めたので撮影できました。 ![]() 2010年7月25日 八ヶ岳のミヤマシロチョウも探してみました。 ところが、こちらは発生から日がたったためか分散してしまいほとんどいません。 しかし、これまた幸運にも産卵を始めたところだと教えてもらい2日続けて観察できました。 ![]() 同日、帰りにオナガシジミを見てから帰ることにしました。 沢山いましたが、既に時期遅れで傷んだ個体ばかりで残念でした。 ![]() ▲
by konty33
| 2011-02-08 22:02
| 高山蝶
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アバウト
![]() -konty気まぐれ自然紀行- 2005年頃からデジイチで蝶を中心とした自然の撮影を楽しんでいます。シーズン中の週末には一人気ままに静岡県内や近県の野山に出かけます。 by konty33 カレンダー
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