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2013年 01月 13日
越冬卵探し カラスシジミなど
1月12日
天気が良さそうなので、雪の積もっていないギリギリまで行ってみようと信州方面に向かいました。
周囲の山や脇道に雪が見られる様になったので、ノーマルタイヤでは限界と考え・・・・・このあたりの生息地で探しました。
アイノ、メスアカ、アカ、ジョウザン・・・いろいろと可能性があったのですが、2時間ほど探しても何も見つかりません。
久しぶりにボウズの気配が・・・・イヤな考えが頭をよぎります。
仕方なく確実なものと言うことでハルニレを食樹とするカラスシジミを探すことにしました。
越冬卵探し カラスシジミなど_e0224357_1772364.jpg

枝の分木で見つかるのですが、こちらも探すのに時間がかかってしまいました。
分岐部の外側でも半分木の皮に隠れた卵が見つかりました。
越冬卵探し カラスシジミなど_e0224357_17103973.jpg

超接写で見ると卵の表面がゼフ類とは違い、カラスシジミ類の特徴がわかります。
表面の白い編み目の透き通った感じが、ガラス細工のように輝いて見えます。
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黒く変色した卵も見つかりました。これは生きているのでしょうか?
越冬卵探し カラスシジミなど_e0224357_1731568.jpg



帰りに、確実に見つかるオナガシジミの生息地に寄ってみようと考えていたのですが、その必要がなくなりました。
畑の脇にあるクルミの木の枝が目の前に垂れ下がっていたので見てみるとオナガシジミの卵が見つかったのです。
こんなところで成虫を見たことがなかったので少し驚きです。
越冬卵探し カラスシジミなど_e0224357_17185493.jpg

すぐ近くのクルミの木でも裂けて折れていた枝などから見つかりました。
越冬卵探し カラスシジミなど_e0224357_17195019.jpg

3つまとめて産んであるのも見つかりました。これは枝が折れていたので持ち帰りました。
春に上手く孵化してくれれば、家のクルミで飼育してみましょう。
越冬卵探し カラスシジミなど_e0224357_17212318.jpg

超接写で深度合成をしてみましたが、下の卵がうまく合成されずボケてしまったのでトリミングしてあります。
越冬卵探し カラスシジミなど_e0224357_17261556.jpg

突起の先が三角形になっているのがわかります。


今回は、思いのほか苦戦をしいられましたが、なんとか2種を確認できました。
寒いのによく・・・・と思われがちですが、天気も良く風がなかったので、夢中で探しているとほとんど寒さを感じませんでした。
楽しい時間もアッと言う間に日暮れとなり帰途につきました。

by konty33 | 2013-01-13 17:12 | | Trackback | Comments(12)
Commented by ごま at 2013-01-13 18:22 x
流石ですね。
ボーズ直前で、確り結果をだすとは流石です。
今日地元でミズイロ、オオミドリ、アカシジミなどを探してみましたが、全く成果なしでした。情けない(^_^;)
Commented by HOUNOKI at 2013-01-13 20:46 x
シジミチョウの卵を図鑑も含め
見たことがありませんので
とても美しく新鮮です。
自然の作り出すアートには
ただただ、うっとりです。
このシリーズ、楽しみですね。
Commented by Akakokko at 2013-01-14 00:32 x
卵探し、凄いですね。
今日、ごまさんと一緒にゼフ卵を探してみましたが、全滅でした。orz
卵探しはほとんど経験がないので、教えて欲しいところです。
Commented by 22wn3288 at 2013-01-14 09:28 x
種類により確実に違いがありますね。
自然の不思議を感じます。
寒い日でも風が当たらなければ頑張れますか。
Commented by himeoo27 at 2013-01-14 20:27
昨日、冬尺蛾を探す合間にウラゴマダラシジミの
赤いギア状の卵を探しましたが惨敗に終わりました。
Commented by konty33 at 2013-01-14 21:25
ごまさん 
2時間探して見つからなかったので、ボーズではNGと覚悟を決めて自信のある種類に変えました。
ミズイロオナガやオオミドリが見つからないのは、そこにはいないからではないでしょうか?
但し、アカシジミはたぶん木の上の方だからか、kontyも発見に至っていません。(汗)
Commented by konty33 at 2013-01-14 21:28
HOUNOKIさん 
種類によって表面模様が異なるので、面白いですね。
アゲハやジャノメなどはあまり面白くないですが、シジミは特に興味深いです。
3月までは、このシリーズで行きますので、また見て下さい。
Commented by konty33 at 2013-01-14 21:36
akakokkoさん 
越冬卵探しは、ちょっとしたコツがあるかも知れませんね。
ミズイロオナガやオオミドリは、片っ端から探すのではなく、過去の経験からここぞという所でしか枝を見ません。
ところが、アカシジミは全く経験がなくkontyも教えて欲しいと思っています。
Commented by konty33 at 2013-01-14 21:39
22wn3288さん 
種類によって表面模様の特徴がわかって頂けたかと思います。
似たのもありますが、オナガシジミは特徴的なので分かりやすいですね。
今回、6時間ずっと外にいましたが、全く寒いと思いませんでした。
ただ、雪の残っているところに踏み込むと足が冷たかったです。
Commented by konty33 at 2013-01-14 21:44
himeooさん 
ウラゴマは、ひこばえのイボタが沢山あったので探しましたが今回は見つかりませんでした。
当然ですが、いつも何処でも見つかるわけではありませんね。
冬尺蛾を探す方が、kontyにとっては遙かに難しいと思います。
Commented by fanseab at 2013-01-14 21:58
ゼフの越冬卵を見慣れると、カラスシジミの越冬卵の形状が
えらく新鮮に見えます。この扁平感が堪りませんね。
カラスよりはミヤマカラスの方が探索しやすそうなので、
時間があれば探してみたいと思います。
Commented by konty33 at 2013-01-14 22:32
fanseabさん 
カラスシジミは独特の表面で、短く細い突起や扁平な感じも特徴的ですね。
カラスシジミは冬季のハルニレが見つけにくいので、場所を知らないと難しい感じがします。
クロツバラの方が特徴的で見つけ易いですから、楽かも知れませんね。
素晴らしい接写写真を期待しています。


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