2012年 09月 26日
9月22日 つづき 炎天下で半日シルビアシジミを観察した後、疲れたのでゆっくりするためクロツバメシジミの生息地を訪れたました。 先週に続いての訪問でしたが、先週より大幅に個体数が増えいており、ツメレンゲの花穂も随分伸びてきました。 日中は好天のためか元気に飛び回るだけで撮影しにくかったですが、暫くすると雲空となり静止することが多くなりました。 トゲトゲで止まりにくそうなエノコログサにも・・・・・・。 新鮮な個体が多く交尾も期待しましたが、この日の観察では交尾は見られず、各種の花で吸蜜が観察できました。 ニラの花が少しだけあり、入れ替わり立ち替わり何回も来ていました。 時には2ショットも・・・・ ヤマゴボウにも何回か吸蜜していました。 センダングサには、長い間吸蜜していました。 ツメレンゲが自生する石垣をバックに広角でも・・・・。 ツユクサにも吸蜜するのですが、タイミングが悪く吸蜜シーンが撮影できませんでした。 少し薄暗くなると飛ぶ個体はいなくなり、みんな何処かで静止しています。ツユクサにも・・・。 交尾は見られなかったですが、産卵は何回か見られました。 こうなると卵も超接写したくなります。しかし、この卵は0.5mmくらい?と小さく撮影は大変でした。 葉がかなり食われて枯れかけたツメレンゲからは、幼虫も見つかりました。 大きさは1cmくらいで、色も似ていて分かりにくいですが、アリが止まっているのが幼虫です。 ツメレンゲ全体を見ると明らかに幼虫に食害されているので探しやすいです。 ここには、1cmにも満たない小さな幼虫も2頭いました。(反対側で葉に食い込んでおり写真には写っていません) 残念ながら、蛹は見つかりませんでしたが、きっと何処かにあったと思います。 今回は、とても新鮮な個体が多く色々な花で吸蜜する姿が観察できました。 交尾を期待したのですが、求愛行動すら殆ど見られませんでした。 2週続けて同じ種類の観察でしたが、それなりに違う生態が観察でき楽しかったです。 ツメレンゲが咲く頃、もう一度行ってしまいそうです。
by konty33
| 2012-09-26 20:02
| シジミ類
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Comments(10)
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maximiechan at 2012-09-26 21:09
美しいクロツバメシジミにうっとり。
それにしても色々な花での吸蜜や幼虫など素敵な写真をたくさん撮られましたね。 群馬や埼玉でもこの時期きっとこんな子たちが発生しているのだろうと 思いつつも私は栃木の河川敷の蝶をまだ追い続けています。 そろそろこの子たちも見たくなってきました。
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konty33 at 2012-09-27 07:45
maximiechanさん
午後から夕方まで、車で昼寝しながら時々観察するといった気楽な半日でした。 ちょうど新鮮な個体が数多く見られる時期なので、交尾も期待していたのですが、見られず残念でした。 産卵行動も非常に少なかったのですが、吸蜜だけはいろいろな表情を見せてくれました。 河川敷もいろいろと観察できて楽しそうですね。
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konty33 at 2012-09-27 21:07
22wn3288さん
この地は4月末に1化が発生し、今は4化の発生時期になると思います。 しかし、発生時期が少しずつずれて卵や小さな幼虫、終齢幼虫、成虫と殆ど全変態が見られます。 10月中旬にツメレンゲの花が咲きますが、新鮮な個体からボロまで見られ、何化だかわからない状態になると思います。 例年は、花の時期に新鮮個体は少ないことが多いですが・・・・。
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cactuss at 2012-09-27 23:26
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konty33 at 2012-09-28 07:34
cactussさん
ちょうど羽化時期のようで新鮮な個体が多かったですが、日が陰るまでは殆ど撮影できないほど飛び回っていました。 一度に全変態を観察できないかと思いましたが、蛹が見つからなくて残念でした。 ここのツメレンゲとそちらでは確か随分時期が違っていたと思いますが記事を楽しみにしています。
クロツバメシジミは、いろんな花に
吸蜜しますね。 どの写真も素敵に撮れていますね。 とくにヤマゴボウの花に吸蜜する姿や エノコログサに止まる姿が印象的で 出会ってみたいです。 興味深く、じっくり拝見させていただきました。
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konty33 at 2012-09-28 20:14
HOUNOKIさん
あまり食草から離れない蝶だと思いますから、近くにある花は何でも吸密源になるのではないでしょうか。 雲が多くなると急に吸蜜時間が長くなり撮影は楽でしたが、ツユクサだけは上手く撮れませんでした。 何故、エノコログサのような止まりにくいところに静止するのか?意味が分かりませんが面白いですね。
エノコログサの静止シーン、えぇもんです。とまりにくそうですが、私もよく見かけて不思議に感じますね。秋らしい雰囲気です。
後翅裏面の橙斑が発達していて綺麗ですね。この辺りの個体群の特徴ではないでしょうか。縁毛もびっしり揃っていてえぇなぁ~
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konty33 at 2012-09-30 17:27
kenkenさん
クロツバメは4月~ずっといますが、そのシーズンらしい雰囲気が出せると嬉しいですね。 いつも石の上に静止する写真になってしまうので、エノコログサも面白いと思いました。 あまり気にしていませんでしたが、この地は橙斑が発達している方なのですね。これから気にしてみたいと思います。 もう暫くしてツメレンゲの花に吸蜜するところが見られると今シーズンも終わりですね。 |
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-konty気まぐれ自然紀行- 2005年頃からデジイチで蝶を中心とした自然の撮影を楽しんでいます。シーズン中の週末には一人気ままに静岡県内や近県の野山に出かけます。 by konty33 カレンダー
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