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2012年 02月 12日
コムラサキの越冬幼虫探し
2月12日
天気は良く日中の気温は比較的高いはずですが、西風が強くとても寒い日でした。
午前中に雑用を片づけられたので、午後は浜松の河川敷のヤナギでコムラサキの幼虫を探してみることにしました。
河川敷にはヤナギが多く夏場には何処でもコムラサキが飛んでいますが、越冬幼虫探しは初めてです。
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1時間も探したのに見つかりません。特徴は分かっているつもりですが・・・・・。
昨年、秋の台風の後、コムラサキの数が急激に減少したのでそのせいかも知れません。
比較的大きいわりに樹皮の凹凸が少ない木があったので、シワの寄ったところを丹念に探してみるとやっと見つかりました。
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赤い矢印の先の凹みに居ますが分かりますか?もう少しアップにしてみます。
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同系色で凹みに隠れているので老眼では見つけるのは大変ですね。
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アップにすると大きく見えますが、体長は1cm弱です。これでも3齢幼虫でしょうか。

この木はきっと他にも居るに違いないと探してみるともう一つ見つかりました。
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この場所は少し高く地上から2m付近でしょうか。枝の分かれ目の凹凸部分でした。これも体長1cm程度です。
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結局、1時間半の探索で2つ見つかっただけですが、寒いので撤収しました。
画像としては地味でつまらない物ですが、初めてのコムラサキ幼虫探索は無事終了です。

by konty33 | 2012-02-12 23:02 | 幼虫 | Trackback | Comments(12)
2011年 11月 14日
神奈川でもクロマダラソテツシジミを観察
11月12日
皆さんのブログによると神奈川ではクロマダラソテツシジミの個体数が非常に多いようで一度観察してみたいと思っていました。
そこで、今年最後のチャンスと思い、神奈川までクロマダラソテツシジミを観察しに行って来ました。

前日の雨が嘘のようで、途中の富士川SAから見る日の出前の富士山と朝焼けが綺麗でした。
現地に到着するとソテツの多さにビックリしましたが、すぐに飛んでいるのが分かりました。
ソテツが多いためか暖かい気候のためか新芽がまだ多く見られ、暫く待っていると産卵が始まりました。
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普通は翅を閉じて産卵しますが、翅を開いて産卵するのも時々見られました。
ソテツの新芽には、既に所々に卵が産み付けられています。
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産卵直後は緑色で時間が経つと白くなるようです。うまく撮れませんでしたが下の写真は産卵直後のものです。
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すぐ近くで交尾も見つけることが出来ました。
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風があり、翅をたたんでしまいイマイチですが青空が綺麗ですね。
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少し伸びた新芽には幼虫が沢山いましたが、これらは成虫になれるのでしょうか?
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羽化するところを野外観察できないかと蛹を探したところすぐにでも羽化しそうな蛹が見つかりました。
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同じソテツでは、既に羽化した成虫がじっと羽根を伸ばしていました。
下の写真は2頭の成虫と2つの蛹が写っていますが分かりますか?
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ソテツの綿毛の中の蛹の羽化を撮影しようと時々見回りながら注意していました。
しかし、少し目を離した時に羽化してしまっていました。やはり野外での羽化観察は難しいです。
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先日の経験から、おそらく20~30分くらい前に羽化したのだと思います。
蛹の周りにも蟻がいましたが、羽化後の成虫にも蟻がちょっかいを出していました。

低温期型が多く見られ、付近にある色々な花で吸蜜しています。
まずは、カタバミですが、ヤマトシジミと紛らわしい画像ですね。
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ジシバリのような感じの花にも吸蜜していました。(この花は今ごろ咲くんでしたっけ?)
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ニガナのような可愛い花にも吸蜜していました。
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当然、センダングサにも来ます。くるくる回って撮影しにくかったです。
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他にも花壇に植えてあった観賞用の花にも来ていました。

こんな感じで、今シーズンはおそらく最後になるだろうクロマダラシジミの撮影を半日楽しみました。
お昼はとても美味しい魚づくしの食事をゆっくりと楽しみましたが、シーズン中にゆっくりとお店で昼食を摂るのは初めてかも知れません。
ご案内いただいた横浜のIさんには、大変お世話になりありがとうございました。

by konty33 | 2011-11-14 22:30 | シジミ類 | Trackback | Comments(12)
2011年 11月 08日
クロマダラソテツシジミの羽化観察
先週末は出張を利用して高知の室戸岬に行く計画でした。
しかし、生憎の天気となり遠征を中止したので蝶の撮影は出来ませんでした。
そこで、10月に撮影したクロマダラソテツシジミの蛹と羽化の様子をご紹介します。

10月8日とあるソテツから終齢幼虫を持ち帰ると10月11~12日に蛹になりました。
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10月21日、羽化の前日には、蛹の色が真っ黒になり翅が透けて見えます。
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10月22日、羽化当日です。羽化直前には蛹の表面が白く見え、中と殻が離れた様子がわかります。
翅の色合いから、どうやらこれは♀の様です。
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こうなると、いつ出てきてもおかしくありません。カメラを三脚に固定しひとときも目を離さず観察を続けました。
蛹が割れてから出るまでは1分程度ですから、少し目を離すと見逃してしまいます。
2頭は目を離したすきに成虫になってしまっていたのですが、3頭目は羽化するところを観察できました。
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殻から出ると翅が伸ばせる場所にすぐに移動します。
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ソテツの葉に移してやるとみるみる間に翅を伸ばします。
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10分もするとほぼ翅が伸びたようです。ゆっくりと翅を動かしながら1時間も経たないうちに部屋の中を飛び回りました。
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羽化前日になると蛹の翅部分の色で♂と♀は判別できます。下の写真は♂の場合で翅の青が目立ちます。
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この時は少し目を離した間に翅を伸ばしていました。
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寄生蜂に寄生されることもなく全て無事に羽化したので採集した発生地に逃がしてやりました。
みんな開放されて飛んで行きますが、近くのソテツの上で♀が1頭開翅してくれました。
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羽化した中に低温期型が1頭見られ、逃がしたときに暫くセイタカアワダチソウに吸蜜していました。
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追記 10月30日
静岡県西部でもクロマダラソテツシジミ♀を確認しました。
国道1号線にほど近い街中の建物の石垣に静止した個体をたまたま持っていたコンデジで撮影しました。
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近くにソテツは見あたらず、発生地は不明です。

このところ週末の天気が悪いこともあってネタが尽きてきましたので更新のペースが落ちそうです。

by konty33 | 2011-11-08 20:47 | シジミ類 | Trackback | Comments(14)
2011年 10月 22日
愛知のクマソ その後
10月16日
リュウキュウムラサキやヤクシマルリシジミを観察した帰りにクロマダラソテツシジミの様子を見に行きました。
ソテツには以前より沢山の幼虫が見られ食害もひどくなっていました。
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近くの花を探すと・・・・ 傷んだ個体の中に綺麗なクマソ♂がいました。翅表に裏の模様が透けて見え綺麗です。
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吸蜜の合間に、時々近くの葉上で開翅することがありました。
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以前よりスレた個体が多い中、綺麗な個体も見られますが、時間が遅いのか数は少ないようです。
そんな中、少し「翅裏の模様に異常」が見られる個体が見つかりました。
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まるで別種のようなのですが、低温期型でしょうか?初めて見ました。まだ、そんなに寒くはないのですが・・・・。
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比較に通常の個体も載せておきます。やはり上の個体の模様とは明らかに違います。
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その後、もう少し探してみると♀も見つかりました。
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最後に、ソテツの固い新芽に潜り込もうとしていたかなり立派なノコギリクワガタを見つけました。
夏にクヌギなどで見られますが、ソテツとは縁遠いように思いですよねぇ・・・。
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ソテツの新芽から隣にあった椰子の切り株に移ってもらい撮影しました。こんな時期に珍しいところで見つかったと思います。
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今回は、クマソの幼虫も数多く見つかりましたから、2週間ほどで成虫の数が増えることも期待できます。
クマソが増えることが嬉しいことかどうかは微妙なのですが、観察を楽しめる間は楽しみたいと思います。

by konty33 | 2011-10-22 12:19 | シジミ類 | Trackback | Comments(10)
2011年 10月 05日
静岡から愛知の太平洋岸でクマソ探し
10月2日
東京や神奈川では2年ぶりにクマソが発生していると聞いています。
そこで、今回、地元でも発生していないか気になり、自宅から西方面の太平洋岸のソテツを見て回りました。
昨年も探しましたので、ソテツのある場所は何カ所か知っていますが、何の情報もないので半信半疑です。
海岸付近のソテツは、先日の台風の影響で葉っぱに塩が析出したり、吹き付ける砂で傷んで枯れたソテツが目立ちます。

5,6箇所目のソテツ(愛知県内)で、やっとクロマダラソテツシジミの食痕があるソテツを見つけました。
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このソテツの回りに、それらしきシジミチョウが沢山飛んでいたのですが、どれもヤマトシジミでした。
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付近にはカタバミも多いので、無理もないのですが・・・・。ヤマトシジミばかりのようです。
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しかし、ヤマトシジミに混じってたった1頭だけクロマダラソテツシジミが見つかりました。
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随分とスレた個体ですが♂のようです。カタバミの上を飛ぶとヤマトシジミと紛らわしくて間違えてしまいます。
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この個体は風に乗ってすぐに何処かへ行ってしまい、その後も新鮮な成虫がいないか探しましたが見つかりません。

そこで、付近のソテツを徹底的に調べると複数のソテツから卵や幼虫を見つけることが出来ました。
新芽が出かけたソテツには卵が生み付けられ若齢幼虫もいました。
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食痕の見られた葉から各齢の複数の幼虫を見つけることが出来ました。
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見つけた食痕や幼虫はそれほど多くなく、成虫も偶然1頭見つかっただけで綺麗な個体も見つかりませんでした。
しかし、前日神戸で見つからなかったクマソが愛知では確実に発生していることが確認できました。
これから先どれだけの成虫が羽化するか分かりませんがもう一度訪れて確認してみたいと思いました。
また、今回は静岡県内では見つかりませんでしたので、今後も探してみたいと思います。

by konty33 | 2011-10-05 21:03 | シジミ類 | Trackback | Comments(8)
2011年 09月 21日
山梨でクロツバメシジミの産卵を観察
9月15日
シルビアに続いて、今年何度目かのクロツバメシジミを観察に行きました。
前回は、交尾を沢山見られたので、今回は産卵と幼虫の観察が主な目的です。
ポイントに到着すると早速、雰囲気の良い岩に静止する新鮮なクロツバメシジミを見つけました。
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近くのセンダングサに吸蜜する個体もいました。吸蜜し出すと長い時間動きません。
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交尾も1組見つかりましたが、風があり落ち着いて止まってくれず、狙いの構図では撮れませんでした。
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風に飛ばされ移動した先は、雰囲気は出ませんがツユクサの上です。
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昼頃になり、何故か付近のクロツが何処かへ行ってしまいツメレンゲの周りに見あたりません。
追いかけ回したためでもないでしょうが、暑さのせいかと思い、木陰で昼食を摂りながら待つことにしました。
暫くするとどこからともなく戻ってきて、一斉に産卵が始まりました。
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ツメレンゲの花穂の先の方に産卵する個体が多かったので、上から狙ってみました。
花穂の螺旋模様が魅力的です。
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うまくツメレンゲに卵が付着せずお尻にくっついている産卵中の個体を見つけました。
お腹から出てくる時はまん丸のようで、緑色をしています。
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その後、この卵をツメレンゲに押しつけている写真も撮れました。
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通常は一連の動作で産卵を完了するんでしょうが、この時は違っていました。
産卵した卵はこんな感じです。(上の写真とは別の卵です) しっかり模様も付いているのが不思議です。
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この後、もう一つの目的である幼虫も探しましたがサッパリ見つかりません。
そこで、帰りに違うクロツの生息地に寄って、幼虫を探してみると1つだけ見つけることが出来ました。
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既に午後6時となり薄暗かったのでストロボを使っています。
これは終齢幼虫でしょうか?
よく見ると幼虫のお尻の方にアリが2頭なにやらやっていましたが良く見えませんでした。(暗くて老眼は厳しいですね。)
おそらく、この幼虫は10月のツメレンゲの花が咲く頃に4化として発生するのでしょう。
次回は、そのころ再訪し、その後の様子も観察したいと思います。

by konty33 | 2011-09-21 12:42 | シジミ類 | Trackback | Comments(6)