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2019年 10月 06日
クロコノマの開翅とリュウキュウムラサキ
9月28日 つづき
ぶら下りのクロコノマチョウが沢山いたので一つ一つ撮っていると・・・・
羽化して飛び出す前に翅をパタパタさせるのに気づき・・・
慌てて下に回り込んで撮影しました。
クロコノマの開翅とリュウキュウムラサキ_e0224357_20485903.jpg
一度飛んでから止まった時にもパタパタさせることもある様です。
クロコノマの開翅とリュウキュウムラサキ_e0224357_20462250.jpg
あちこちでパタパタするので・・・一時は大慌てでした。
クロコノマの開翅とリュウキュウムラサキ_e0224357_20475957.jpg
クロコノマの開翅とリュウキュウムラサキ_e0224357_20464480.jpg
クロコノマの開翅とリュウキュウムラサキ_e0224357_21202567.jpg

静止写真だけを見ると・・ずっと開翅しているように感じますが・・・
開翅している時間は長くありません。
ただ、パタパタと開閉すると暫くやっていることもあるので正面に回って撮影できました。
クロコノマの開翅とリュウキュウムラサキ_e0224357_20510977.jpg
ジュズダマに静止し・・・
クロコノマの開翅とリュウキュウムラサキ_e0224357_22163003.jpg
撮影していると・・・いきなりパタパタが始まり回り込みました。
クロコノマの開翅とリュウキュウムラサキ_e0224357_22144102.jpg
翅裏と同様に翅表が黒い個体もいました。
クロコノマの開翅とリュウキュウムラサキ_e0224357_20575514.jpg
この時は向こうに見える個体も時々パタパタしていました。
クロコノマの開翅とリュウキュウムラサキ_e0224357_20582944.jpg
ジュズダマの上でも・・・
クロコノマの開翅とリュウキュウムラサキ_e0224357_20594398.jpg
まだ上手く飛べず下草に降りるとパタパタしながら這い上がってきます。
陽が差し始めてもここで暫くじっとしていました。
クロコノマの開翅とリュウキュウムラサキ_e0224357_20561526.jpg
そして、この狭い発生地の周辺も探索してみました。
休耕田の反対側にジュズダマは多いので見てみるとここにも居ました。
しかし、ここでは暗い藪の中へ逃げ込まれてしまいました。
クロコノマの開翅とリュウキュウムラサキ_e0224357_21051647.jpg
足元から飛び出したクロコノマがカマキリの餌食になることも・・・
クロコノマの開翅とリュウキュウムラサキ_e0224357_21073015.jpg
幼虫や蛹も見つかりますが、ジュズダマが多い割に個体数は少な目でした。
摂食中の幼虫を撮影しておきました。
クロコノマの開翅とリュウキュウムラサキ_e0224357_21095125.jpg
クロコノマの開翅とリュウキュウムラサキ_e0224357_21091576.jpg
何かが飛んで来て・・・ふと見上げると見慣れないチョウが止まりました。
クロコノマの開翅とリュウキュウムラサキ_e0224357_21110947.jpg
これは・・・リュウキュウムラサキですね。
白帯が綺麗です。
100mmマクロしか持っていなかったので撮影できたのはこれだけ・・・。
クロコノマの開翅とリュウキュウムラサキ_e0224357_21114881.jpg
ハギの花ではチャバネセセリが吸蜜していました。
クロコノマの開翅とリュウキュウムラサキ_e0224357_21190455.jpg



いつもの発生地は凄く狭いと思っていましたが、周辺でも発生しているようです。
羽化直後はパタパタと開翅するのが新鮮な経験で・・・
翅表や翅裏の色の違いも面白いと思います。
特に黒い翅表は素晴らしく美しく・・・・今回の成果です。

今年は市内でもリュウキュウムラサキが観察されていることは知っていましたが
撮影出来たのはラッキーでした。



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# by konty33 | 2019-10-06 11:51 | ヒカゲ類 | Trackback | Comments(4)
2019年 10月 04日
クロコノマの羽化ラッシュ
9月28日 
先週に続いて自宅近くの里山に出掛けました。
今回の狙いはクロコノマチョウの羽化確認です。
到着していきなり蛹のぶら下りが目に飛び込んできました。
今まさに羽化したて・・・翅を伸ばし中で固まっていない感じです。
クロコノマの羽化ラッシュ_e0224357_23521040.jpg
周りに目を配ると・・・・すぐ隣にもぶら下がりがいました。
クロコノマの羽化ラッシュ_e0224357_23533689.jpg
よく見るとそこら中でぶら下っていました。
クロコノマの羽化ラッシュ_e0224357_23540664.jpg
クロコノマの羽化ラッシュ_e0224357_20184135.jpg
こちらは珍しく少し高い位置です。
クロコノマの羽化ラッシュ_e0224357_23550564.jpg
ジュズダマの下の方の葉に蛹がついていることが多い様です。
クロコノマの羽化ラッシュ_e0224357_23555371.jpg
翅裏の色合いが黒っぽいものと茶色っぽいものがいます。
近くに止ったので広角写真で比較してください。
クロコノマの羽化ラッシュ_e0224357_23585133.jpg
羽化して暫くすると自ら飛んで・・・・・
半分は藪の中に消えていきますが・・・ジュズダマや周りの下草に暫く静止する個体もいます。
下の写真には成虫だけでなく蛹が1つと前蛹が2つと手前上には終齢幼虫(ボケボケですが)も写っています。
クロコノマの羽化ラッシュ_e0224357_00002675.jpg
広角だと被写界深度が増して分かり易いかも・・・
(上の幼虫の葉は撮影時に上に持ち上げてしまいました)
クロコノマの羽化ラッシュ_e0224357_00014901.jpg
クロコノマの羽化ラッシュ_e0224357_00103842.jpg
クロコノマの羽化ラッシュ_e0224357_00110915.jpg
クロコノマの羽化ラッシュ_e0224357_00151148.jpg
葉が食べ尽されたジュズダマにも幼虫がまだ結構います。
クロコノマの羽化ラッシュ_e0224357_20205744.jpg
蛹はまだかなり沢山み見られました。
クロコノマの羽化ラッシュ_e0224357_20215778.jpg
この蛹ももう2日くらいで羽化しそうです。
クロコノマの羽化ラッシュ_e0224357_00122237.jpg
ジュズダマがすぐ隣にない笹にも何故か蛹が・・・・
クロコノマの羽化ラッシュ_e0224357_20234775.jpg
前蛹もいくつか見つかりました。
クロコノマの羽化ラッシュ_e0224357_00134615.jpg




こんな感じで沢山の幼虫や蛹も見つかる中・・・・
羽化ラッシュ状態で成虫も沢山いました。
ここ数年ここに通っていますが、今年は飛びぬけて数が多そうです。




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# by konty33 | 2019-10-04 06:38 | ヒカゲ類 | Trackback | Comments(0)
2019年 10月 02日
外来種ムシャクロツの今・・・
9月26日 
会社を休んで行った先の所用が昼前に終わったので・・・・
ムシャクロツバメシジミの生息地が近いと思い寄ってみました。
以前と比べて食草のマンネングサが少なくなっていましたが・・・・
暫く見ていると何処からともなく飛んできました。
外来種ムシャクロツの今・・・_e0224357_21292800.jpg
このチョウは中国や台湾が原産で確か2013年からこの地方で見られるようになったと思います。
マンネングサは川のコンクリート堤防に無数あることからかなり拡散しているようです。
外来種ムシャクロツの今・・・_e0224357_21305596.jpg
マンネングサに執着しており、周りを飛び回り近くには止まるのですが・・・・
なかなかマンネングサには止ってくれません。
やっと止まったワンカットです。
外来種ムシャクロツの今・・・_e0224357_21344866.jpg
暫くすると草むらの中に隠れてしまいます。
外来種ムシャクロツの今・・・_e0224357_21353084.jpg
そしてまた表に出てくると・・時より複数の個体が絡みますが・・・・
♂同士の様で交尾には至りません。
外来種ムシャクロツの今・・・_e0224357_21371732.jpg
この日の気温は30℃越えで9月下旬とは思えません。
コンクリートは暑そうですが・・・大丈夫のようです。
外来種ムシャクロツの今・・・_e0224357_21373766.jpg
ツユクサに止るも・・・吸蜜していないようです。
外来種ムシャクロツの今・・・_e0224357_21381094.jpg
あまり蜜があるとは思いませんが・・オオニシキソウで吸蜜していました。
外来種ムシャクロツの今・・・_e0224357_21363354.jpg
そしてまた草むらの中に・・・・
外来種ムシャクロツの今・・・_e0224357_21383808.jpg
草むらを出入りしながら、時々いなくなり・・・時々現れます。
外来種ムシャクロツの今・・・_e0224357_21395807.jpg
外来種ムシャクロツの今・・・_e0224357_21412472.jpg



この日の短時間の観察では産卵行動などは見られませんでしたが・・・
久しぶりに複数の新鮮な個体を撮影することが出来ました。
外来種なので複雑な気持ちですが・・・
見ているととても可愛らしく駆除するには・・・などと考えてしまいます。



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# by konty33 | 2019-10-02 06:25 | シジミ類 | Trackback | Comments(0)
2019年 09月 30日
クロコノマチョウの幼虫と蛹ほか
9月21日
沖縄にいる台風の影響で不安定な空模様です。
午前中に仕事を片付け・・・午後は自宅近くの里山に行ってみました。
狙いはジュズダマを食すクロコノマチョウの幼虫です。
沢山いたので顔(頭部)の模様の比較写真を撮ることにしました。
クロコノマチョウの幼虫と蛹ほか_e0224357_20521194.jpg
代表的な模様は網羅したつもりです。
同じ種なのにこれだけ模様が違うのが面白いですね。
ここでは小川沿いのジュズダマやススキでも幼虫を見ることが出来ます。
クロコノマチョウの幼虫と蛹ほか_e0224357_20531985.jpg
周囲の環境も背景に入れてコンデジの広角で撮っています。
湿った場所にバラバラとジュズダマがあるのは10m程だけです。
他の場所は草刈りされていましたので、ここも祭り前に刈られてしまうかも・・・。
クロコノマチョウの幼虫と蛹ほか_e0224357_20551357.jpg
大きさも色々です。
同じ葉に大きさがこんなに異なる幼虫がいるのは面白いですね。
クロコノマチョウの幼虫と蛹ほか_e0224357_20535033.jpg
更に小さい幼虫の集団もいました。
普通は卵塊で産むので幼虫が小さいうちはこんな感じです。
クロコノマチョウの幼虫と蛹ほか_e0224357_20542018.jpg
食事中の幼虫です。
クロコノマチョウの幼虫と蛹ほか_e0224357_20555165.jpg
蛹を探していると前蛹が見つかりました。
頭の横には卵も確認できます。
クロコノマチョウの幼虫と蛹ほか_e0224357_21025811.jpg
蛹もいくつか見つかり・・・幼虫の脱皮した皮が付いているものもあります。
クロコノマチョウの幼虫と蛹ほか_e0224357_21021039.jpg
たいへん狭い一画ですが今年は随分密度が高い様です。
クロコノマチョウの幼虫と蛹ほか_e0224357_21070483.jpg
しかし、周囲は鬱蒼とした薄暗い藪になっているので・・・
例年は成虫を見かけても・・殆ど写真を撮れたことはありません。


ただ、この辺りは狭い休耕農地周りを時々草刈りをしてくれているので
里山環境がある程度維持できており・・普通種ですがいろいろなチョウが見られます。
イチモンジセセリも産卵していました。
クロコノマチョウの幼虫と蛹ほか_e0224357_21145825.jpg
卵を拡大撮影しておきました。
クロコノマチョウの幼虫と蛹ほか_e0224357_21152758.jpg
ヒカゲチョウも暗がりの笹に産卵していました。
クロコノマチョウの幼虫と蛹ほか_e0224357_21163284.jpg
こちらの卵は何の特徴もない白い球体です。
クロコノマチョウの幼虫と蛹ほか_e0224357_21171998.jpg
モンキアゲハ、カラスアゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハが遠くのクサギで吸蜜してたり・・・
ヒカゲチョウは意外と数も多く素早く飛び回り追いかけっこしていました。




今年はクロコノマチョウの幼虫の数はかなり多いと思います。
このまま草刈りされず・・・台風も来ず・・・鳥に一気に食べられなければ・・・
今年こそこの場所で秋型の新生蝶を撮影できそうな予感です。


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# by konty33 | 2019-09-30 17:46 | 幼虫 | Trackback | Comments(0)
2019年 09月 28日
ミヤマシジミの交尾など
9月22日 つづき
いつもの河原の定点観察でミヤマシジミの様子を見てきました。
近くまで行くと何頭か飛び回る個体がすぐに目に入りました。
近くでよく見ると新鮮な♂も居ました。

ミヤマシジミの交尾など_e0224357_20394385.jpg
この日は台風の影響か風が強めで開翅はあまり撮れませんでした。
ミヤマシジミの交尾など_e0224357_20442160.jpg
ミヤマシジミの交尾など_e0224357_20451866.jpg
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♀も新鮮な個体が多く・・コマツナギの花も良い感じです。
ミヤマシジミの交尾など_e0224357_20403650.jpg
♀の翅表も綺麗でした。
ミヤマシジミの交尾など_e0224357_21391352.jpg

ミヤマシジミの交尾など_e0224357_20423248.jpg

暫く撮影しながら様子を見ていると目の前で交尾が成立しました。
ミヤマシジミの交尾など_e0224357_20494251.jpg

ミヤマシジミの交尾など_e0224357_20500691.jpg

花をよく見るとまだ幼虫は沢山いました。
ミヤマシジミの交尾など_e0224357_20505423.jpg

ひとつの花穂に2つの幼虫いる事もありました。
(下のアリのところの幼虫は分かりますか)
ミヤマシジミの交尾など_e0224357_20525636.jpg

花が完全に終わった株では葉の食痕も多く見られ、葉や枝にも幼虫が見られました。
ミヤマシジミの交尾など_e0224357_21394478.jpg


近くではウラナミシジミがクズの花に産卵していました。
ミヤマシジミの交尾など_e0224357_20564893.jpg

卵はこんな感じです。
ミヤマシジミの交尾など_e0224357_20574202.jpg

この時もクズの花からウラギンシジミを見つけました。
2つ幼虫がついています。
ミヤマシジミの交尾など_e0224357_20580862.jpg





ここでは皆さんの努力でなんとかミヤマシジミの生息環境が維持されています。
短時間の観察でしたが綺麗な個体や交尾も撮影出来ました。
時々様子を見に行きたいと思います。



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# by konty33 | 2019-09-28 06:32 | シジミ類 | Trackback | Comments(0)