2011年 07月 15日
オオウラギンヒョウモン♀の迫力に感激
7月初旬
九州へ行くことになり、以前から憧れていたオオウラギンヒョウモンと遂に会えるチャンスがやって来ました。
天気が心配されましたが、飛行機が九州にさしかかる頃、地上に陽が差しているところもあり回復傾向です。
後は風ですが、着陸すると同時に滑走路の草の揺れが非常に激しいことに気が付きました。
教えて頂いたポイントに付くとやはりもの凄い風で、帽子も簡単にとばされてしまうほどです。

草原の斜面を登っていくとほどなくオオウラギンが風で流されて飛んでいく姿を見つけました。
これが、オオウラギンか・・・・。と意外と感動の少ない出会いとなりました。
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アザミやアカツメクサがあると吸蜜するもののかなり傷んだ♂が多く、更に風で上手くピントが合わず、メモリーを無駄に消費していきます。
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広角でもチャレンジしました。風が強いため人の気配が、かき消される?のか意外と近寄れました。
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♂は意外と沢山飛んでいて、時より同じアザミで鉢合わせします。
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傷んだ個体ですが、翅裏も一応撮影しました。
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草原をあちこち見て回りますが、綺麗な♂と♀がなかなか登場しません。
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突然、大きな茶色の綺麗な個体がゆうゆうと滑空するのが目にとまりました。ひょっとして「♀?」と必死に追いかけました。
オオウラギンヒョウモン♀は新鮮なこともありますが、とにかく大きく迫力満点です。それに風格のある飛び方に感動しました。
本当は、滑空する姿を撮影できれば良かったのですが、吸蜜シーンしか撮影できませんでした。
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とにかく風にも負けず撮影しまくりましたが、振り返ってみると前翅が下がってしまいあまり形が良いものがありません。
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翅裏を横からなら問題ないと思いきや・・・。これも前翅がもう少し立っていて欲しかったところです。これも風の影響?と風のせいにします。
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オオウラギンヒョウモンと並んでこの草原に多かったのはツマグロヒョウモンです。
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ツマグロヒョウモンは新鮮な個体が多く、こちらの方が目立っていました。
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ツマグロヒョウモンの新鮮個体が非常に多いので、交尾も3組見ることができました。
ツマグロヒョウモンの交尾の周りにオオウラギンヒョウモンが吸蜜に来て凄いことになっています。
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他のヒョウモンは極めて少なくほとんどが上記2種でした。
しかし、一度、オオウラギン♂の新鮮個体と思い必死に追いかけたのが下のウラギンヒョウモンです。完全にダマされました。
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結果的に、1日目の午後曇りがちな強風の中で2時間、3日目の朝晴れて猛暑の中1時間撮影し、午後にも寄りましたがほとんど撮影せず目に焼き付けて帰途につきました。
振り返れば、♀は意外と少なく、画像的にも課題の残る結果でしたが、♀の迫力と優雅さは目に焼き付けることができました。
3日目の午後には、「my蝶あるばむ」のTさんに再びお会いしお世話になりありがとうございました。

# by konty33 | 2011-07-15 22:28 | タテハ類 | Trackback | Comments(9)
2011年 07月 11日
ゴイシツバメシジミを求めて九州遠征
7月上旬
これまで、中部地方の蝶たちを中心に撮影してきましたが、今回この蝶の情報をいただけたので、どんな環境で生息しているのか
一目確認したくなりひとり九州の地に降り立ちました。
ゴイシツバメシジミは、シシンランという珍しい植物を食草とし1973年に発見された蝶です。
当然ながら、子供の頃はその存在すら知りませんでしたが、この蝶に会えると思うと興奮を抑えきれません。
この時期雨が多く天気に恵まれるかが、撮影できるか否かを決めると思っていましたが、幸運にも良い感じの曇り空です。


まず、最初に登場した個体は、少しだけ開翅のサービスをしてくれました。
何枚か撮影しモニターで出来映えを確認したらホッとすると共に静かな興奮を覚えました。
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ややスレた個体でしたが、とても穏やかに木の周りを飛んだり静止したりを繰り返しています。
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とても小さな蝶で飛んでいても存在感をかき消すように目立ちません。
よくぞ、この蝶を発見したものだと思いました。
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ゴイシシジミの極端に小さい個体を想像すると比較的近い感じがしました。

下の写真は、少し離れたところにいた別の新鮮な個体です。僅かな開翅でした。
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途中で雨が降りそうになったりすると、林の中は随分暗くなるので撮影には気を使います。
実際に、一時的ですが雨も降りました。蝶の出現には問題がない程度でしたので助かりました。
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雨の中でも地面にまで降りてくることがあるようで、下の写真はミネラルを吸収しているところです。
吸水しながらお尻から排泄している様子が分かります。
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吸水に夢中になると近寄っても逃げることはないようです。じっくりと撮影できました。
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上の写真と同じ個体が木の葉に静止したところです。
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吸水の合間に近くの下草で休憩することがありました。下の2枚は(上とは別の)同一個体です。
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吸水を暫くしていた下の個体は、突然飛び出し高いところへ上がっていきました。
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興奮の1日がアッと言う間に終了しました。
前々日までは記録的な集中豪雨が襲ったと聞き、たった1日の滞在でゴイツを見れたことは本当に幸運でした。
まだ、写真の整理が不十分なので正確ではないですが5個体ほど確認できたように思います。

最後に、現地でご一緒した「my favorite butterflies of japan」のkenkenさん、「蝶の生態写真」のSさん、
「フィールドノート」
のtheclaさん、「my蝶あるばむ」のTさん、皆さんには、いろいろとご指導下さり感謝しています。
ありがとうございました。

# by konty33 | 2011-07-11 21:48 | シジミ類 | Trackback | Comments(18)
2011年 07月 03日
夏本番 信州各地を駆け巡る
7月1日
毎日茹だるような暑さとなり、いよいよ夏本番といったところでしょうか。夏の蝶たちを追いかけて信州各地を巡りました。
今回の第1目的は、少し気が早いかも知れませんがオオイチモンジを観察したくて標高の低めの産地を訪れました。
谷間に入ると雲り空で陽差しはほとんどありません。それに、例年より季節の遅れが気になります。
しかし、粘り強く探していたら新鮮な♂を1頭だけ見つけることが出来ました。
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しかし、どうしても人工物が好きなようで自然なところに静止してくれません。(これも生態でしょうか。)
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青に深見があり、とても綺麗な個体なんですが・・・。やはり、コンクリート。
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翅裏も綺麗です。
見つけたときは既にコンクリート付近で戯れており、数枚撮影するとすぐに高いところに行ってしまいましたが、発生だけは確認できました。
その後も暫く探しましたが見つけることが出来ませんでした。

昼頃になり、キマダラルリツバメも見てみたくなり夕方のテリ張りに間に合うように南信に向かいました。
しかし、そこには平日にも拘わらず採集者が陣取っており撮影どころではありません。
テリが始まったと同時に3頭を採集され、証拠写真しか撮れず、下草に下りてくる前の栗の木上のテリ張りのみの観察となりました。
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採集者から逃れるためポイントを移動したんですが、こんどは夕立とヒルにやられ、1チャンスのススキへの静止も証拠写真に終わりました。
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ヒルは見つけたら慌てず虫除けスプレーを吹きかければ簡単に撃退できましたし、かゆみも残りませんでした。
しかし、出来れば拘わりたくは無いですね。


他に撮影した蝶を紹介します。
この日は朝、コヒョウモンモドキの翅の縁の白ぶちが綺麗な個体も観察しました。
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同じところには、赤がやけに鮮明なアカタテハも飛んできました。
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狙いだったオオイチもキマルリも見られたのに満足のいく写真は撮れませんでした。
夕立や採集者に邪魔されなければ、良い結果だったかも知れません。

# by konty33 | 2011-07-03 23:39 | Trackback | Comments(12)
2011年 06月 29日
ベニモンカラス♂テリ張り行動
6月25日
クロツバメシジミの後、気がついたら何故か3度目の南信へ向かっていました。
今年は、既に2回この地を訪れていますが、ベニモンカラスをまだ見ていないので、新鮮個体はいないことは分かっていましたが、来年に繋がる情報を得たくて、高速を「ダメもと、ダメもと」言い聞かせながら走り、ベニカラ以外にも確認したいことがあり周辺各地の様子を見て回りました。
いろいろ撮影し(最後に少し紹介します)、陽が傾き山に沈む頃になって頭上を黒いシジミが飛んだのが目にとまりました。
比較的低い位置に静止したような気がしたので、近寄るとベニモンカラスシジミでした。
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撮影した画像をチェックしてみると前翅の性標らしきものが裏からも確認できたので多分♂だと思い、興奮を抑えながら行動を観察することにしました。
最初は、栗のひこばえのトップ位置でしたが、飛び立つと頭上の柿の葉に静止しました。
下からでは陰と触角しか見えません。
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暫くするとまた栗の木の低い位置にも静止したので、内蔵ストロボを使用し撮影しました。
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結構傷んだ個体ですが、性標が見えるので間違いなく♂のようです。
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上の写真は、枝をそっと引っ張って撮影しました。比較的鈍感でしたが、少し揺らしてしまうと飛び立ち、頭上の柿の葉で静止していました。
その後も何度も頭上の柿の葉上と下にある栗のひこばえを行ったり来たりと繰り返していました。
静止するときは開翅することはなく閉翅のままでしたが、これは、おそらくテリ張り行動だと思います。
飛び方も一般的なゼフのそれと比べ穏やかで、早朝の叩き出しで飛び出す時の飛び方に近い気がしました。
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逆光になる事が多く、ストロボが大活躍です。
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上の写真は、栗でも柿でもありませんがすぐ横にある伸びきったお茶?の葉でも静止していました。
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最後には、栗の木も日陰になり、その内に杉の木の上の方に飛んでいってしまいました。

見つけたときは興奮しベニカラと思い込んでいましたが、皆さんの垂涎の的であるベニカラ♂なので間違いではすまされないと思い、「my favorite butterflies of japan」のkenkenさんに確認していただきました。お墨付きをいただき安心し掲載しております。kenkenさんありがとうございました。



次に、ベニカラの前に確認したチョウ達も少し紹介しておきます。
この日、あちこちで見かけたのがオオミスジです。発生初期といった感じでした。
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梅の木の周りを飛び回るものやウツギの木に吸蜜するものなどを見かけました。
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ウツギの花では、警戒が緩んで近くでも撮影できました。下から見上げてストロボ撮影も。
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次によく見かけたのは、アサマイチモンジです。
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更に、クロコノマチョウの卵と成虫もも見ることができました。(以下の2枚は2週間前に撮影したものですがこの日も見ました。)
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今回は、孵化した幼虫も含めて確認しました。
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正面から見るとこんな顔してます。
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以上ですが、今回は、来年に繋がる発見が出来たことでたいへん満足しています。
この地域の奥深さをあらためて感じた探蝶になりました。

# by konty33 | 2011-06-29 22:45 | シジミ類 | Trackback | Comments(14)
2011年 06月 26日
クロツバメシジミの交尾
6月25日
朝目覚めると予想に反してとても良い天気なのでクロツバメシジミの2化の交尾を狙って山梨の生息地に行ってみました。
ポイントに到着するなり沢山のクロツバメシジミが飛んでいるのが見つかりましたが、予定より1週間遅れのためかややスレた個体がほとんどでした。
中には新鮮な個体もいましたが、風が強いためか開翅はしません。
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新鮮な個体を追いかけていると1頭がアプローチしていきなり交尾が始まりました。以下、連続して撮影してみました。
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少し刺激すると飛び立ち、風にあおられて石垣の上に移動しました。
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ツメレンゲの上でも。
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写真は全てCanon EOS7D 100mmF2.8Lにて撮影。

この日は、9時前から1時間の観察で2組の交尾を確認しました。
交尾のアプローチは何回か見ることができましたから、ゆっくり観察出来れば、更に多くのカップルを観察できたかも知れません。

# by konty33 | 2011-06-26 22:56 | シジミ類 | Trackback | Comments(6)