2011年 07月 24日
信州のゼフからオオヒカゲと転戦
7月15日
今年はゼフに嫌われているので何とかしたいと朝曇りの中、早朝にカシワの疎林を訪れました。
視力に自信がないので、適当な明るさになるのを待ってビーティングすると早速ウラジロミドリシジミのお出ましです。
これはさい先が良いと降りてきたウラジロ♀の証拠写真を撮影後、その場所をマークし次を狙います。
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それから時々飛び出すのですが気温が高いせいかどれも何処かへ行ってしまいます。
困っていると「探蝶逍遥記」のfanseabさんがやって来て、こうした気温の高い日でもゼフを下に誘導する秘伝の技を伝授いただきました。
ご指導の成果もあり、何頭かを無事に降ろすことが出来、マークしておいたのですが、陽がさすと開翅したかと思うとすぐに何処かへ行ってしまい開翅を撮影できたのはたった2回です。下のウラジロ♂も、輝く角度を探している間に飛び立たれてしまいました。
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もう1回は、カシワの良い位置だったのですがカメラの設定がずれていてピントすら合わせられず残念な1枚です。
1回シャッターを切った後すぐに飛び立たれてしまいました。
やはり、今年はゼフに嫌われているようです。(いや、腕にも問題が・・・)
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ハヤシミドリシジミは開翅すら撮影できませんでした。
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それでも、カシワの葉上に静止する姿は絵になります。
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葉裏に静止するハヤシ♀をfanseabさんに撮影させてもらいました。
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途中からkmkurobeさんにもお手伝いいただき、「開翅したよ」と呼ばれて駆けつけカメラを構えると飛び立たれるといった状況でした。
陽が高くなり暑くてとてもこれ以上はムリと判断し、次の転戦先へと移動しました。


fanseabさんとご一緒することになり、数ヶ所の探索を試みましたが大きな成果はなく最後にオオヒカゲを狙うことになりました。
湿地に隣接する薄暗い林の中をしばらく探しましたがなかなかオオヒカゲは出てきません。
諦めかけたその時足下からやっと飛び出しましたが、うっかり近づくと逃げられてしまいます。
最初は、林の中の陽がさすところに静止したところを300mmで撮影しましたが、明るくて画像がオオヒカゲらしくありません。
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次は、林内の地面に静止しました。やはり、陽がさしているところで300mmで狙いました。少し良い感じ?
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地面に近い場所が好きなようで、今度は逆光になり羽根の縁取りが良い感じで輝いています。(ストロボ使用)
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しかし、撮影できる角度が障害物により制限され、毎回撮影可能な角度を探すのには苦労します。
樹木にとまらないかと二人で願っていると遂に静止しましたが、またしても低い障害物だらけの場所です。
まずは、300mmそして100mmマクロで撮影しましたが這いつくばって蚊との格闘です。
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続いて、広角でも行けるかと欲張ってみました。(通常こんなに近くに寄れないと思っていました)
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湿地の方にも行ってみると可愛らしいハッチョウトンボ♂がテリ張りしていました。
水が輝きとても綺麗な玉ボケ(丸ボケ)ができたので掲載しておきます。(100mmf2.8の開放)
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これまで、オオヒカゲはあまりじっくりと撮影したことがなかったので、今回は雰囲気のある写真が撮れたと満足して、早めに帰途につきました。
ほぼ一日お付き合いいただいたfanseabさん、そしてkmkurobeさんありがとうございました。

# by konty33 | 2011-07-24 00:25 | Trackback | Comments(12)
2011年 07月 20日
八ヶ岳のミヤマシロチョウ
7月14日
いろいろな夏の蝶たちを撮影しながら林道を進むといきなり前が開け、そこにはミヤマシロチョウが飛んでいました。
朝曇っていた空は、いつの間にか雲が切れ強い日差しが照りつけます。
川には水がなく集団吸水を期待しましたが今回は可能性がなさそうです。
ミヤマシロチョウは飛び続けるだけで何処かに静止する様子がありませんので、仕方なく不得意の飛翔にチャレンジしました。
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求愛行動を確認したので交尾が撮影できると期待して近寄ると♀は拒否しているようでした。
その内に♂は諦めて飛んでいき、♀は食樹のヘビノボラズの周りを飛びながら産卵場所を探しているようです。下の写真が産卵場所決定の直後です。
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するとほどなく産卵を始めたので、驚かさないように近づき1,2卵目の産卵をアップで撮影しました。
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昨年もここで産卵を見られたので、2年連続3回目の産卵観察です。卵塊が増えていくのが分かります。
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広角で撮影するとバックの崖と青空が入り雰囲気が変わります。
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卵塊は凄く大きく、数えていませんが軽く100卵以上ありそうです。
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何処かに花はないかと探しましたが凄く少なく吸蜜しそうな花の近くで待っているとやって来ましたが一瞬でした。
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クサフジにも1頭が吸蜜にやって来ました。
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このポイントでの撮影を終了し、近くの別の場所にも行ってみました。
その場所は、期待していたアザミには早かったですが、保護会の方にバイカウツギやカンボクなどに吸蜜に来ると教えていただきました。
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ところが、大きなバイカウツギの上の方でのみ吸蜜しており、下の方には降りてきません。
遠目からの撮影で、更に逆光になるため良い画像が撮れません。
綺麗なクサフジの前でも待ちましたが、午後のためか飛び回るだけでお利口なモデルが居ませんでした。
様子を観察しているとヘビノボラズの上を飛ぶのですが先ほどの産卵場所を探す♀とは違い、♀を探している♂ように見えました。

# by konty33 | 2011-07-20 21:30 | 高山蝶 | Trackback | Comments(8)
2011年 07月 19日
八ヶ岳山麓の夏のチョウたち
7月14日
会社の休日が木、金に変更になり、木曜日に遊んでいるのが変な感じですが、八ヶ岳山麓へミヤマシロチョウを観察しに行くことにしました。
まずは、早朝オナガシジミのポイントに寄って、軽くクルミの木をビートすると何頭かが下枝に降りてきました。
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近寄っても逃げないので広角でも撮影しました。
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少し上を見るとクルミの葉裏で寝ている個体?も確認できました。
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結局、下に降りてきたのは4頭ですが、完全な曇り空で光が弱いためか開翅はしてくれませんでした。
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この付近の草地には、キマダラセセリもいました。
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ひとしきり撮影を終え、オナガシジミは同じ位置に静止したまま開翅もしないので、諦めてミヤマシロチョウのポイントに向かいました。
暫く車で走っていると雲が急に取れ、青空が広がり始めるとほどなく強い夏の日差しになりました。
ポイント近くの駐車スペースに到着するとクロヒカゲ、ヒカゲチョウと共にアブの大群に迎えられます。
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アブに噛まれると後がかゆくてたまらなくなるので、露出分部分がないように気をつけ、手には革手袋をしました。
虫除けスプレーなどはまったく効果なく、肌を出さないことが一番のようです。

日差しが照りつけとても蒸し暑く夏らしい一日になりそうです。歩き始めるとコチャバネセセリ、イチモンジチョウ、フタスジチョウなどが目立ちます。
ウツボグサには沢山のヒメキマダラセセリが吸蜜に来ていました。
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ルリタテハは、いろんな葉に一瞬止まり感触を確かめるように食草を見分け産卵場所を探しているようです。
ヤマカシュウへの産卵シーンと卵を撮影しました。
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オオイチモンジも観察されることがあるようなので注意していると一瞬オオイチ?と慌てるとメスグロヒョウモンでした。
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途中の林道ではコムラサキも集団で吸水していましたが、近づくと逃げてしまいました。
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ギンイチモンジも新鮮個体がこげ茶色の翅表を見せてくれました。
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ミヤマシロチョウに出会うまでに、沢山の蝶たちに出会えたので今回はその紹介に留めておきます。
次回、ミヤマシロチョウの様子をご紹介します。

# by konty33 | 2011-07-19 23:54 | Trackback | Comments(2)
2011年 07月 15日
オオウラギンヒョウモン♀の迫力に感激
7月初旬
九州へ行くことになり、以前から憧れていたオオウラギンヒョウモンと遂に会えるチャンスがやって来ました。
天気が心配されましたが、飛行機が九州にさしかかる頃、地上に陽が差しているところもあり回復傾向です。
後は風ですが、着陸すると同時に滑走路の草の揺れが非常に激しいことに気が付きました。
教えて頂いたポイントに付くとやはりもの凄い風で、帽子も簡単にとばされてしまうほどです。

草原の斜面を登っていくとほどなくオオウラギンが風で流されて飛んでいく姿を見つけました。
これが、オオウラギンか・・・・。と意外と感動の少ない出会いとなりました。
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アザミやアカツメクサがあると吸蜜するもののかなり傷んだ♂が多く、更に風で上手くピントが合わず、メモリーを無駄に消費していきます。
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広角でもチャレンジしました。風が強いため人の気配が、かき消される?のか意外と近寄れました。
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♂は意外と沢山飛んでいて、時より同じアザミで鉢合わせします。
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傷んだ個体ですが、翅裏も一応撮影しました。
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草原をあちこち見て回りますが、綺麗な♂と♀がなかなか登場しません。
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突然、大きな茶色の綺麗な個体がゆうゆうと滑空するのが目にとまりました。ひょっとして「♀?」と必死に追いかけました。
オオウラギンヒョウモン♀は新鮮なこともありますが、とにかく大きく迫力満点です。それに風格のある飛び方に感動しました。
本当は、滑空する姿を撮影できれば良かったのですが、吸蜜シーンしか撮影できませんでした。
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とにかく風にも負けず撮影しまくりましたが、振り返ってみると前翅が下がってしまいあまり形が良いものがありません。
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翅裏を横からなら問題ないと思いきや・・・。これも前翅がもう少し立っていて欲しかったところです。これも風の影響?と風のせいにします。
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オオウラギンヒョウモンと並んでこの草原に多かったのはツマグロヒョウモンです。
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ツマグロヒョウモンは新鮮な個体が多く、こちらの方が目立っていました。
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ツマグロヒョウモンの新鮮個体が非常に多いので、交尾も3組見ることができました。
ツマグロヒョウモンの交尾の周りにオオウラギンヒョウモンが吸蜜に来て凄いことになっています。
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他のヒョウモンは極めて少なくほとんどが上記2種でした。
しかし、一度、オオウラギン♂の新鮮個体と思い必死に追いかけたのが下のウラギンヒョウモンです。完全にダマされました。
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結果的に、1日目の午後曇りがちな強風の中で2時間、3日目の朝晴れて猛暑の中1時間撮影し、午後にも寄りましたがほとんど撮影せず目に焼き付けて帰途につきました。
振り返れば、♀は意外と少なく、画像的にも課題の残る結果でしたが、♀の迫力と優雅さは目に焼き付けることができました。
3日目の午後には、「my蝶あるばむ」のTさんに再びお会いしお世話になりありがとうございました。

# by konty33 | 2011-07-15 22:28 | タテハ類 | Trackback | Comments(9)
2011年 07月 11日
ゴイシツバメシジミを求めて九州遠征
7月上旬
これまで、中部地方の蝶たちを中心に撮影してきましたが、今回この蝶の情報をいただけたので、どんな環境で生息しているのか
一目確認したくなりひとり九州の地に降り立ちました。
ゴイシツバメシジミは、シシンランという珍しい植物を食草とし1973年に発見された蝶です。
当然ながら、子供の頃はその存在すら知りませんでしたが、この蝶に会えると思うと興奮を抑えきれません。
この時期雨が多く天気に恵まれるかが、撮影できるか否かを決めると思っていましたが、幸運にも良い感じの曇り空です。


まず、最初に登場した個体は、少しだけ開翅のサービスをしてくれました。
何枚か撮影しモニターで出来映えを確認したらホッとすると共に静かな興奮を覚えました。
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ややスレた個体でしたが、とても穏やかに木の周りを飛んだり静止したりを繰り返しています。
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とても小さな蝶で飛んでいても存在感をかき消すように目立ちません。
よくぞ、この蝶を発見したものだと思いました。
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ゴイシシジミの極端に小さい個体を想像すると比較的近い感じがしました。

下の写真は、少し離れたところにいた別の新鮮な個体です。僅かな開翅でした。
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途中で雨が降りそうになったりすると、林の中は随分暗くなるので撮影には気を使います。
実際に、一時的ですが雨も降りました。蝶の出現には問題がない程度でしたので助かりました。
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雨の中でも地面にまで降りてくることがあるようで、下の写真はミネラルを吸収しているところです。
吸水しながらお尻から排泄している様子が分かります。
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吸水に夢中になると近寄っても逃げることはないようです。じっくりと撮影できました。
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上の写真と同じ個体が木の葉に静止したところです。
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吸水の合間に近くの下草で休憩することがありました。下の2枚は(上とは別の)同一個体です。
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吸水を暫くしていた下の個体は、突然飛び出し高いところへ上がっていきました。
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興奮の1日がアッと言う間に終了しました。
前々日までは記録的な集中豪雨が襲ったと聞き、たった1日の滞在でゴイツを見れたことは本当に幸運でした。
まだ、写真の整理が不十分なので正確ではないですが5個体ほど確認できたように思います。

最後に、現地でご一緒した「my favorite butterflies of japan」のkenkenさん、「蝶の生態写真」のSさん、
「フィールドノート」
のtheclaさん、「my蝶あるばむ」のTさん、皆さんには、いろいろとご指導下さり感謝しています。
ありがとうございました。

# by konty33 | 2011-07-11 21:48 | シジミ類 | Trackback | Comments(18)