2011年 11月 14日
神奈川でもクロマダラソテツシジミを観察
11月12日
皆さんのブログによると神奈川ではクロマダラソテツシジミの個体数が非常に多いようで一度観察してみたいと思っていました。
そこで、今年最後のチャンスと思い、神奈川までクロマダラソテツシジミを観察しに行って来ました。

前日の雨が嘘のようで、途中の富士川SAから見る日の出前の富士山と朝焼けが綺麗でした。
現地に到着するとソテツの多さにビックリしましたが、すぐに飛んでいるのが分かりました。
ソテツが多いためか暖かい気候のためか新芽がまだ多く見られ、暫く待っていると産卵が始まりました。
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普通は翅を閉じて産卵しますが、翅を開いて産卵するのも時々見られました。
ソテツの新芽には、既に所々に卵が産み付けられています。
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産卵直後は緑色で時間が経つと白くなるようです。うまく撮れませんでしたが下の写真は産卵直後のものです。
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すぐ近くで交尾も見つけることが出来ました。
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風があり、翅をたたんでしまいイマイチですが青空が綺麗ですね。
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少し伸びた新芽には幼虫が沢山いましたが、これらは成虫になれるのでしょうか?
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羽化するところを野外観察できないかと蛹を探したところすぐにでも羽化しそうな蛹が見つかりました。
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同じソテツでは、既に羽化した成虫がじっと羽根を伸ばしていました。
下の写真は2頭の成虫と2つの蛹が写っていますが分かりますか?
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ソテツの綿毛の中の蛹の羽化を撮影しようと時々見回りながら注意していました。
しかし、少し目を離した時に羽化してしまっていました。やはり野外での羽化観察は難しいです。
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先日の経験から、おそらく20~30分くらい前に羽化したのだと思います。
蛹の周りにも蟻がいましたが、羽化後の成虫にも蟻がちょっかいを出していました。

低温期型が多く見られ、付近にある色々な花で吸蜜しています。
まずは、カタバミですが、ヤマトシジミと紛らわしい画像ですね。
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ジシバリのような感じの花にも吸蜜していました。(この花は今ごろ咲くんでしたっけ?)
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ニガナのような可愛い花にも吸蜜していました。
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当然、センダングサにも来ます。くるくる回って撮影しにくかったです。
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他にも花壇に植えてあった観賞用の花にも来ていました。

こんな感じで、今シーズンはおそらく最後になるだろうクロマダラシジミの撮影を半日楽しみました。
お昼はとても美味しい魚づくしの食事をゆっくりと楽しみましたが、シーズン中にゆっくりとお店で昼食を摂るのは初めてかも知れません。
ご案内いただいた横浜のIさんには、大変お世話になりありがとうございました。

# by konty33 | 2011-11-14 22:30 | シジミ類 | Trackback | Comments(12)
2011年 11月 08日
クロマダラソテツシジミの羽化観察
先週末は出張を利用して高知の室戸岬に行く計画でした。
しかし、生憎の天気となり遠征を中止したので蝶の撮影は出来ませんでした。
そこで、10月に撮影したクロマダラソテツシジミの蛹と羽化の様子をご紹介します。

10月8日とあるソテツから終齢幼虫を持ち帰ると10月11~12日に蛹になりました。
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10月21日、羽化の前日には、蛹の色が真っ黒になり翅が透けて見えます。
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10月22日、羽化当日です。羽化直前には蛹の表面が白く見え、中と殻が離れた様子がわかります。
翅の色合いから、どうやらこれは♀の様です。
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こうなると、いつ出てきてもおかしくありません。カメラを三脚に固定しひとときも目を離さず観察を続けました。
蛹が割れてから出るまでは1分程度ですから、少し目を離すと見逃してしまいます。
2頭は目を離したすきに成虫になってしまっていたのですが、3頭目は羽化するところを観察できました。
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殻から出ると翅が伸ばせる場所にすぐに移動します。
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ソテツの葉に移してやるとみるみる間に翅を伸ばします。
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10分もするとほぼ翅が伸びたようです。ゆっくりと翅を動かしながら1時間も経たないうちに部屋の中を飛び回りました。
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羽化前日になると蛹の翅部分の色で♂と♀は判別できます。下の写真は♂の場合で翅の青が目立ちます。
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この時は少し目を離した間に翅を伸ばしていました。
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寄生蜂に寄生されることもなく全て無事に羽化したので採集した発生地に逃がしてやりました。
みんな開放されて飛んで行きますが、近くのソテツの上で♀が1頭開翅してくれました。
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羽化した中に低温期型が1頭見られ、逃がしたときに暫くセイタカアワダチソウに吸蜜していました。
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追記 10月30日
静岡県西部でもクロマダラソテツシジミ♀を確認しました。
国道1号線にほど近い街中の建物の石垣に静止した個体をたまたま持っていたコンデジで撮影しました。
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近くにソテツは見あたらず、発生地は不明です。

このところ週末の天気が悪いこともあってネタが尽きてきましたので更新のペースが落ちそうです。

# by konty33 | 2011-11-08 20:47 | シジミ類 | Trackback | Comments(14)
2011年 11月 04日
三重でイシガケチョウと出会う
10月29日
サツマシジミ、ヤクシマルリシジミを探して移動した先にイシガケチョウが飛んでいました。
高い木の上のキヅタ?の花か実に吸汁している個体が2頭いたので、300mm×1.4で撮影しトリミングしました。
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この木から下りてこないので叩き棒で軽く刺激してやると飛びますが、すぐに戻ってきます。
しかし、やはり高いところで吸汁して下りてきません。
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そこで、少し大きく刺激すると何処かへ行ってしまいました。
しかし、また何処からか飛んできてこんどは比較的低い木の葉に静止したようです。
近寄り探すと葉の裏に静止していました。
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アップで撮影しようと不用意に近づくとすぐに飛び出してしまいました。
少し離れたところで別個体が飛んでいるのを見たので追いかけるとまたしても葉裏に静止しました。
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先ほどの場所に戻るとセイタカアワダチソウの花穂で吸蜜している個体を見つけました。
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広角で海を背景に撮影しようと近づきすぎて驚いて逃げてしまいました。
その後も白く輝くイシガケチョウが飛び回る姿が時々見られましたが、近くには来てくれませんでした。

その後、他を見回ってからもう一度先ほどの場所に戻るとセンダングサに静止するイシガケチョウを見つけました。
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なんだかこの個体は非常におとなしくずっとここに静止していました。

付近のセンダングサにはキチョウが複数見られ吸蜜していました。
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他にはイチモンジセセリに混じりチャバネセセリがいましたが、殆どがスレ個体でその中から綺麗そうな個体を撮影しました。
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結局、移動先でサツマシジミは見つかりませんでしたが、イシガケチョウに出会えアップでも撮影できました。

# by konty33 | 2011-11-04 05:51 | タテハ類 | Trackback | Comments(6)
2011年 10月 30日
三重のサツマシジミとヤクシマルリシジミに再挑戦も・・・・
10月29日
先週撮れなかったサツマシジミやヤクシマルリシジミの開翅を狙って今回も三重県に行きました。
空には雲がなさそうなので、日の出を見に薄暗い時間に海沿いの朝日の見えそうな所へ行ってみました。
久しぶりにとても綺麗な日の出を見ることができ気持ちが良い朝でした。
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朝食の後、早速、前回見られなかったサツマシジミ♀を探しましたが、なかなか登場しません。
8時ごろに最初に見つけたサツマシジミは翅が破れて傷んでいたのでカメラを向けませんでした。
10時過ぎかなり気温が上がり複数の個体がセイタカアワダチソウに吸蜜にくる様になるとその中に綺麗な♀が1頭だけいました。
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吸蜜は短時間でこの個体を追いかけますが、暑くなってきたためか静止しても開翅してくれません。
やっと開翅しかけたのですが、イバラに邪魔されて良い角度で撮れませんでした。
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その後もイバラの向こうで半開翅するのですが、近づくと敏感に反応し閉翅してしまいうまく撮れません。
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サツマシジミ♂も綺麗な個体がいましたが、落ち着いて吸蜜せず敏感なため苦労して何とか1カットだけ撮影できました。
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その後も綺麗で良いモデルになってくれるサツマシジミが現れませんでした。
この場所はヤクシマルリシジミも飛んできます。♂の比較的新鮮で綺麗な個体が開翅していました。
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ヤクルリは何頭も飛んできますが、この個体以外は、すべてスレており新鮮な個体は他には見られませんでした。
しかし、スレた個体も逆光で見ると綺麗でした。
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サツマシジミの撮影を邪魔したイバラには、ヤクシマルリシジミ♀が産卵していました。
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産卵した卵を探してみると2つありました。
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少しだけ見られた食痕を目当てに幼虫も探してみましたが見つかりませんでした。
ヤマトシジミも新鮮な♂がいました。こんな感じでサツマシジミの開翅も撮影できれば良いのですが・・・。
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写真ではわかりませんが、ここのヤマトシジミはもの凄く大きな個体がいます。
交尾も2組見られたのですが、普通の大きさと大きな個体の合体です。(下の個体は普通サイズ)
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その後、あらたな場所を探して移動しました。その様子は次回アップします。
2週続けてこの表題の2種を観察してみましたが、今年は昨年以上に数が少ないようです。
また、今回は敏感で人を寄せ付けず昨年のようにお利口にモデルになってくれる個体に会えませんでした。

# by konty33 | 2011-10-30 22:24 | シジミ類 | Trackback | Comments(4)
2011年 10月 26日
三重でサツマシジミ♂観察ほか
10月23日
週末は雨と諦めていましたが、日曜日は晴れの予報に変わったので、急遽、三重県までサツマシジミを見に行きました。
まずは、昨年見られた場所でセンダングサやセイタカアワダチソウに吸蜜に来る個体を探しましたが何故か殆ど見られません。
やっと見つけた個体は新鮮でしたが、良い角度で近づくことを許してくれず、葉上に静止する証拠写真しか撮れませんでした。
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この個体を暫く追いかけましたが、その内に見失ってしまいその後ここでは撮影機会はありませんでした。
そこで、場所を移動し探したところ、逆光に透けた翅を輝かせ、ヒキオコシ?の可愛い花に吸蜜する個体を見つけました。
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狙い通りの新鮮な♂です。開翅はしませんでしたがチラ見せの翅表の青が綺麗で魅力的です。
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この透けた感じが綺麗なのですが、近寄ることができずじっくりと撮影できなかったので、トリミングして見ました。
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近くでは珍しく足下に咲いていたゲンノショウコの花にも一瞬吸蜜したところを撮影できました。
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この日は、前日とは打って変わって晴天でとても陽射しが強く暑くて、そのためか開翅はしてくれません。

この近くでは、セイタカアワダチソウでも吸蜜している個体を見つけることが出来ました。
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やはり、ここでも透かた翅を表現したくてして逆光でストロボを弱めに当てるなど試しながら撮影しました。
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この個体は、暫く良いモデルになってくれましたが、やはり開翅はしてくれませんでした。
結局、数も少なく確認できたのは♂だけでしたが、、♀も含めた開翅を撮影するためには、もう少し涼しい日に再訪するしかないようです。


それ以外の観察できた蝶たちも一気にご紹介します。
まず、嬉しかったのはセイタカアワダチソウに来ていたイシガケチョウです。kontyにとっては初めての撮影になりました。
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しかし、セイタカアワダチソウの密度が高く近くに寄れなかったので、少しトリミングしてあります。
この荒れ地ではアカタテハも吸蜜に来ていました。
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少しスレていましたがヒメアカタテハもいました。
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キタテハの秋型も吸蜜に来ていました。
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この荒れ地には、他にもイチモンジセセリ、チャバネセセリ、ヤマトシジミ、ウラナミシジミ、ツバメシジミが見られ賑わっていました。
サツマシジミと紛らわしいヤクシマルリシジミも傷んだ♀個体がいましたので掲載しておきます。
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ヤクシマルリシジミは、数は少なかったですがあちらこちらで見かけることが出来ました。
この少し綺麗な♀は、イバラに産卵していましたが、休憩中に開翅してくれました。
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♂もいましたが、開翅してくれませんでした。

最後に、ジュズダマが自生する近くでクロコノマチョウも1頭だけいましたのでご紹介しておきます。
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サツマシジミは地元の静岡県内でも見られますが、数が少なく確実に撮影できる場所を知りません。
そこで、昨年に続き確実に撮影できる三重県まで遠征しました。
今回は新鮮個体の開翅を撮影できなかったので不満の残る結果となりましたが、楽しい一日でした。

最後に、現地でご一緒した横浜のIさん、「翔写真館」の翔さんお世話になりありがとうございました。

# by konty33 | 2011-10-26 07:59 | シジミ類 | Trackback | Comments(12)