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2012年 06月 27日
長野県南部でキマダラルリツバメに苦戦も・・・
6月24日
名古屋での所用を済ませた後、夕方にテリ張りを行うキマダラルリツバメなら間に合うのではと考えました。
一番近くて帰りのことも考えると長野県南部しかありません。
長野県南部には発生地が各所にあるようですが、適期の場所がよく分からず、転戦も利かないので一発勝負です。
曇りがちですが薄日が差しまずまずの天気で、今年は現地に採集者の姿がないので期待が持てます。
16時過ぎてもテリ張りが見られず心配しましたが、16時半になり突然現れました。
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すぐに飛び立ちましたが、目線よりやや高いヤマゴボウの葉に静止し、ゆっくりと開翅してくれました。
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また飛び立ちましたが、低い位置にも来て開翅してくれました。青が発達した個体です。
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翅裏は綺麗で尾状突起は4本ありますが、翅表のキズは少々目立ちます。
しかし、比較的近くに来てくれたので千載一遇のチャンスと思い夢中で撮影しました。
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結局、たった3分間だけの出現で、何処かへ飛んでいってしまいました。
1頭しかいないためか通常のテリ張りとは何だか感じが違います。
昨年は、複数の個体が観られましたが採集者に採られ証拠写真のみでNG、今年は1頭だけと厳しい状況です。
時期的にも適期とは言えず、キマダラルリツバメの無傷の翅表を撮るのは難しいことを再認識しました。
今回は全て300mmでの撮影です。もう一度くらい、違う場所でチャレンジし100mmマクロで撮影できたらと思います。


キマルリを待っている間にキマルリと紛らわしく飛ぶチョウ達も撮影しました。
キマダラセセリは新鮮でした。
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コチャバネセセリもいます。
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テングチョウは明らかに大きいですが飛ぶとハッとします。
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こんな蝶たちを撮影できるのも夏が来たと感じられ楽しいひとときでした。
当面は少しずつでもフィールドに行けるように、スケジュールを調整したいと思います。

by konty33 | 2012-06-27 21:51 | シジミ類 | Trackback | Comments(14)
2012年 06月 25日
遅すぎたミドリシジミの観察
6月23日
既にミドリシジミの最盛期は過ぎてしまっていることは知っていました。
最適期に時間が取れず遅ればせながら、この日の朝に少しだけ愛知のハンノキ林に立ち寄ってみました。
8時半までの2時間弱ですが、なんとかミドリシジミの姿を観察できました。

現地に到着すると早速、ハンノキ林の中の草むらにある踏み跡に進入し下草に降りている個体を探しました。
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下草には何頭かの個体がじっと佇んでいましたが、待っていても全く開翅する様子はありません。
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お世辞にも新鮮な個体とは言えないようですが、曇り空から薄日が漏れてくると・・・・・あちこちで開翅が見られるようになりました。
まずは、B型の♀です。目の前で徐々に開翅してくれました。
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足下でじっとしていた♂も開翅しましたが、少々傷んだ個体で残念です。
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一通り撮影できたので、広角でも撮影してみました。
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♀はB型が多く、見てみたかったAB型は見つかりませんでした。
最後に、♂の比較的奇麗な個体が開翅していたのですが、飛ばれてしまい次に静止したところは目線の高さでした。
良い角度で撮影できませんでしたが、この時期にしては綺麗な個体に見えました。
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アッと言う間に時間が来てしまい早々に一人だけの撮影会は終了となりましたが、久しぶりに見るミドリの輝きに心を癒されました。
来年は、もっと最適期に訪れてみたいものです。

by konty33 | 2012-06-25 20:46 | シジミ類 | Trackback | Comments(12)
2012年 06月 21日
台風で庭の幼虫たちはどうなった?
6月中旬
6月19日午後、台風4号が接近し徐々に風雨が強くなり、夜には暴風雨となりました。
翌朝被害を確認したところ、昨年の台風で治したばかりのカーポートの屋根や犬小屋のビニールトタンがまた飛ばされていました。
新緑で青々としていた庭木も多くが塩害により一晩で葉が枯れたり被害を受けました。
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さて、今回は自宅庭のジャコウアゲハの幼虫たちの様子をご紹介します。

今年は、庭のウマノスズクサの発育が良くてジャコウアゲハが沢山卵を産んでいきました。
その様子は、以前(5/上)ジャコウアゲハの産卵などを紹介しています。
下は、5月初旬に撮影したジャコウアゲハ♀の様子です。
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あれから1ヶ月半経過しましたが、台風前後の幼虫や蛹たちの様子を観察してみました。
台風当日の朝、ウマノスズクサを食べている幼虫の様子です。まだ台風の影響もなく平和な日常でした。
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今年は、小さな庭中ですが、ほんとうに幼虫が沢山見られます。数えていませんが50以上はいそうです。
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蛹も家の壁や植木鉢などで10個以上見つかりましたが、この時期の蛹は、越冬の蛹と違い綺麗な黄色なんです。
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台風翌朝の様子ですが、ウマノスズクサの葉が風で飛ばされたり、塩害で枯れてしまったり殆どなくなっていました。
そのため、残された茎に群がって必死に食べる幼虫が沢山いて可愛そうでした。
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やや小さめの終齢幼虫は蛹化までもう少し食べ足りないのか、食草を求めて地面を這っていました。
蛹になれず死んでいくか小さな蛹がそのうち見られるかも知れませんね。
台風で飛ばされず残った犬小屋のビニールトタンの蛹は、強風で自身を固定していた糸が切れてぶら下がっていました。
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食草を探して10m以上離れた枯れ枝にもいました。ここで蛹化するのでしょうか。
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家の壁や植木鉢についていた蛹たちは全部無事のようでした。
台風の翌日は、会社でもクスノキからアオスジアゲハの終齢幼虫がいくつか地面に落ちていました。
今回の台風4号が、蝶の生態系に大きな影響を与えていないと良いのですが・・・・・・。

by konty33 | 2012-06-21 21:44 | Trackback | Comments(8)
2012年 06月 18日
オオチャバネセセリの交尾
6月18日
このところフィールドに出かける時間がなかなか取れず、ストレスのたまる日が続いています。
所用の途中でほんの少しだけフィールドに立ち寄りましたが、1時間程度しかありません。
当然これと言った成果はありませんがオオチャバネセセリの交尾を見つけました。
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昨年はホソバセセリやイチモンジセセリ、ミヤマセセリの交尾を観察しましたが・・・。
多分、オオチャバネセセリの交尾は初観察だと思います。
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近寄るとすぐに飛び立ちなかなか撮影させてもらえませんでしたが、逆に色々なところで撮影できました。
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それ以外には、ヒカゲチョウが結構見られました。
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今週は、たったこれだけしか掲載できる写真がありません。
来週も予定が立ちませんが、少しだけでも時間を見つけてフィールドに出かけたいと思います。

by konty33 | 2012-06-18 21:44 | セセリ類 | Trackback | Comments(6)
2012年 06月 11日
南信のベニモンカラスシジミ探索
6月10日
6/8と6/9に「九州北部から東北南部まで梅雨入りしたと見られる」と気象庁より発表があった直後ですが、
この日は、まずまずの天気になりましたので、少しだけ無理をして久々の日帰り遠征に出かけました。
狙いは、南信地方のベニモンカラスシジミです。
以前から狙っていたポイントに到着し周辺を何度も確認しますが全く姿が見つかりません。
諦めずに探し続けると11時近くになって林縁の灌木で佇んでいるベニカラ♀を見つけました。
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後翅の白線がやや流れ気味の綺麗な個体です。
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ゆるゆると弱々しく飛んでは、近くの葉上に静止します。
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開翅しそうになるのですが、ほんの少し翅表が覗く程度で開翅することはありませんでした。
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イボタの花が満開なのに吸蜜する気配はなかったですが、暫くいろいろとモデルになってくれました。



この個体が登場するまでに、近くのクロウメモドキからは産卵して間もないと思われる卵も見つかりました。
新しい卵は、春先に見つかる卵と違い細かい突起がハッキリしており、汚れもないのでとても綺麗に見えました。
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また、違うクロウメモドキでは蛹の殻もいくつか見つけることができました。
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探索にも少し時間を費やしたのですが、次にベニカラを観察できたのは昨年♂のテリ張りが観察できたポイントです。
昨年と寸分違わぬ場所でテリ張りを観察することが出来たので、正直、とても嬉しい確認になりました。
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光を受ける角度により前翅の性標(凹凸)がよく目立ち♂と一目で分かります。
時々、ダイミョウセセリやヒメウラナミジャノメなどを追いかけては、また近くに戻ってきます。
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体を少し斜めにして静止することも多いようです。
逆光気味になると全体に真っ黒な画像になってしまいますが、前翅の中央部だけは紅紋が透けて見える感じです。
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♂はもう1週間早い方が適期のようでかなり傷んでいましたが、昨年よりは綺麗でした。

この地方はヒルがとても多くマムシも見られるので、ゴム長靴にヒル対策スプレーの完全防備のつもりでしたが・・・・・
雨上がりだったこともあり長靴の中までヒルに進入されひとりで大騒ぎしてたいへんでした。
梅雨の貴重な晴れ間に、久々の遠征となりましたが、ベニカラを観察できてとても充実した一日でした。
勿論、卵に蛹、そして♂♀と同日に観察できたのは初めてのことです。
しかし、道路工事や防災工事などで少しずつ山地が狭められているのが心配で来年以降も継続して確認してみたいです。
最後に、現地でお会いした方々皆さんありがとうございました。

by konty33 | 2012-06-11 21:00 | シジミ類 | Trackback | Comments(16)
2012年 06月 03日
愛知のヒメヒカゲの発生状況確認
6月3日
本来なら、クモマツマキチョウを追いかけて遠征するところですが、事情により遠出が出来ません。
午後だけ時間が取れたので、近場のヒメヒカゲの発生を確認にいきました。
自宅を出発するときは雨が心配されましたが、生息地に到着すると晴れ間も見られる良い天気です。
歩き始めるとすぐに草地から新鮮なヒメヒカゲが飛び出しました。
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例年並みのそこそこの数の生息を確認できました。
このチョウは曇り空の方が似合いますが、今回は薄日が差して明るい感じの写真になりました。
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個体により眼状紋の数などが異なり、新鮮な個体は翅裏の茶色と銀の縁取りが綺麗ですね。
開翅も時々してくれますが、一瞬です。どれも全く無傷の発生初期の様でした。
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今年も例年通りヒメヒカゲが発生していたのでひと安心です。

この場所には他にもいろいろな蝶がいますが、その一部をご紹介します。
まずは、羽化直のミズイロオナガシジミが下草に静止しているのを見つけました。
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大きなイボタがあり、ちょうど花が綺麗に咲いており、何頭かのウラゴマダラシジミが飛び回っていました。
開翅も見られましたが、遠くて証拠写真程度しか撮影できませんでした。
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アサマイチモンジも毎年ここで見られます。
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他にもヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ、ジャコウアゲハ、カラスアゲハなどが見られました。
もう少ししたらこのあたりでウラナミジャノメの発生も確認してみたいところです。

by konty33 | 2012-06-03 23:46 | ヒカゲ類 | Trackback | Comments(20)