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2011年 06月 29日
ベニモンカラス♂テリ張り行動
6月25日
クロツバメシジミの後、気がついたら何故か3度目の南信へ向かっていました。
今年は、既に2回この地を訪れていますが、ベニモンカラスをまだ見ていないので、新鮮個体はいないことは分かっていましたが、来年に繋がる情報を得たくて、高速を「ダメもと、ダメもと」言い聞かせながら走り、ベニカラ以外にも確認したいことがあり周辺各地の様子を見て回りました。
いろいろ撮影し(最後に少し紹介します)、陽が傾き山に沈む頃になって頭上を黒いシジミが飛んだのが目にとまりました。
比較的低い位置に静止したような気がしたので、近寄るとベニモンカラスシジミでした。
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撮影した画像をチェックしてみると前翅の性標らしきものが裏からも確認できたので多分♂だと思い、興奮を抑えながら行動を観察することにしました。
最初は、栗のひこばえのトップ位置でしたが、飛び立つと頭上の柿の葉に静止しました。
下からでは陰と触角しか見えません。
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暫くするとまた栗の木の低い位置にも静止したので、内蔵ストロボを使用し撮影しました。
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結構傷んだ個体ですが、性標が見えるので間違いなく♂のようです。
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上の写真は、枝をそっと引っ張って撮影しました。比較的鈍感でしたが、少し揺らしてしまうと飛び立ち、頭上の柿の葉で静止していました。
その後も何度も頭上の柿の葉上と下にある栗のひこばえを行ったり来たりと繰り返していました。
静止するときは開翅することはなく閉翅のままでしたが、これは、おそらくテリ張り行動だと思います。
飛び方も一般的なゼフのそれと比べ穏やかで、早朝の叩き出しで飛び出す時の飛び方に近い気がしました。
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逆光になる事が多く、ストロボが大活躍です。
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上の写真は、栗でも柿でもありませんがすぐ横にある伸びきったお茶?の葉でも静止していました。
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最後には、栗の木も日陰になり、その内に杉の木の上の方に飛んでいってしまいました。

見つけたときは興奮しベニカラと思い込んでいましたが、皆さんの垂涎の的であるベニカラ♂なので間違いではすまされないと思い、「my favorite butterflies of japan」のkenkenさんに確認していただきました。お墨付きをいただき安心し掲載しております。kenkenさんありがとうございました。



次に、ベニカラの前に確認したチョウ達も少し紹介しておきます。
この日、あちこちで見かけたのがオオミスジです。発生初期といった感じでした。
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梅の木の周りを飛び回るものやウツギの木に吸蜜するものなどを見かけました。
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ウツギの花では、警戒が緩んで近くでも撮影できました。下から見上げてストロボ撮影も。
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次によく見かけたのは、アサマイチモンジです。
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更に、クロコノマチョウの卵と成虫もも見ることができました。(以下の2枚は2週間前に撮影したものですがこの日も見ました。)
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今回は、孵化した幼虫も含めて確認しました。
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正面から見るとこんな顔してます。
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以上ですが、今回は、来年に繋がる発見が出来たことでたいへん満足しています。
この地域の奥深さをあらためて感じた探蝶になりました。

by konty33 | 2011-06-29 22:45 | シジミ類 | Trackback | Comments(14)
2011年 06月 26日
クロツバメシジミの交尾
6月25日
朝目覚めると予想に反してとても良い天気なのでクロツバメシジミの2化の交尾を狙って山梨の生息地に行ってみました。
ポイントに到着するなり沢山のクロツバメシジミが飛んでいるのが見つかりましたが、予定より1週間遅れのためかややスレた個体がほとんどでした。
中には新鮮な個体もいましたが、風が強いためか開翅はしません。
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新鮮な個体を追いかけていると1頭がアプローチしていきなり交尾が始まりました。以下、連続して撮影してみました。
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少し刺激すると飛び立ち、風にあおられて石垣の上に移動しました。
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ツメレンゲの上でも。
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写真は全てCanon EOS7D 100mmF2.8Lにて撮影。

この日は、9時前から1時間の観察で2組の交尾を確認しました。
交尾のアプローチは何回か見ることができましたから、ゆっくり観察出来れば、更に多くのカップルを観察できたかも知れません。

by konty33 | 2011-06-26 22:56 | シジミ類 | Trackback | Comments(6)
2011年 06月 22日
山梨で雨の中 アサマシジミ開翅ほか
6月18日
ミズイロオナガなどを撮影したあと各地のゼフ様子を見て回ったのですが、何処も発生量が少ないようでした。
昼頃になり、雨が降りそうな気配だったので、どうしても見ておきたかったアサマシジミを見に行きました。
途中で寄り道をしてしまったので、ポイントに到着した頃は、完全に雨が降り出していました。
傘をさして、草むらを探すと発生直後と思われる♂が静止しているのを見つけることができました。
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閉翅ではアサマらしさが出ないので、傘で光を遮ったりいろいろして開翅を促してみると突然開翅しました。
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狭い発生地ですが、2頭の♂がこんなに近くに静止しているのを見つけ、コンデジの広角で撮影しました。
別に、隣の個体を♀と勘違いしてアピールしているワケもないと思うのですが、どういった意味があるのでしょうか?
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その内に少しずつ歩いて離れていきましたが、見ている暫くの間は飛び立つことはありませんでした。
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時々下の♂だけが雨の中で開翅していました。
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残念ながら、雨がひどくなったので早々に撮影を切り上げ、♀は確認できませんでした。


先ほどアサマの前に寄り道をしたと書きましたが、シルビアシジミの発生状況も確認しておきました。
今年は発生地の草刈りのタイミングが例年とは違い、発生が危ぶまれましたが1♂は確認できました。
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運良くちょうど目の前のミヤコグサで吸蜜に来てくれました。
雨が降る前の風が強いタイミングだったので、この1頭のみの確認となりました。

この日は、ウラクロシジミやウラキンシジミの発生も期待して各地を探してみましたが、今年は遅れているのか発生が確認できませんでした。

by konty33 | 2011-06-22 23:18 | シジミ類 | Trackback | Comments(8)
2011年 06月 20日
山梨でミズイロオナガシジミ開翅
6月18日
早朝からクヌギに囲まれた雑木林に出かけてみました。
ゼフィルスの発生状況は、例年より遅れているのか数が随分少なく感じましたが、いくつかのゼフが見つかりました。
まずは、ウラナミアカシジミが夜露に濡れた下草に静止しているのを見つけました。
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次にコナラの梢から下りてきたのはミズイロオナガシジミの少し紋が流れた個体です。
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暫く観察していると、開翅し始めました。
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少しずつ開いていきます。
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まだまだ、ゆっくりと開いていきます。
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少し高い位置だったので、刺激を与えると場所を少し低いところに移動して、暫くするとまた開翅しました。
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発生初期と思われる新鮮な個体です。
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午後に違う場所で撮影した普通の紋のミズイロオナガシジミも掲載しておきます。
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ミズイロオナガシジミのすぐ横ではウラゴマダラシジミも新鮮な個体が開翅していました。(曇り、朝7時ごろ)
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本当の目的は、山梨のクロミドリでしたが、残念ながらこのポイントではまだ、発生が確認できませんでした。
アッという間に時間が過ぎて、いつの間にかゼフ達は高い梢に飛んでいってしまったので、次の場所へ移動しました。

by konty33 | 2011-06-20 22:07 | シジミ類 | Trackback | Comments(10)
2011年 06月 14日
早朝のクロミドリシジミの開翅
6月12日
早朝、クロミドリシジミの生態を観察するために三河地方に出かけましたが、朝寝坊をしてしまいポイント到着が遅くなってしまいました。
数人のネットマンが既に叩き出しを行っており、状況を確認したところ1頭を採集したとのことでした。
全部採集される前にと先行して少し離れた場所で探していると新鮮なミズイロオナガシジミを見つけました。
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しかし、なかなか本命のクロミドリシジミが見つかりません。
どうしようかと思っているところに頼もしい方々が来られたので、ご一緒させていただきました。
近くの別のポイントに行くと もう一人の頼もしい方が、既にクロミを見つけられていたので、ちゃっかり撮影させて戴きました。
まずは、開翅前の個体を横から撮影しました。
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その内に薄日が差して周りが明るくなると開翅が始まりました。なんとも素晴らしく新鮮な♂です。
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そして、ほどなくほぼ全開翅になりました。
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もう1頭、笹の葉の上に鎮座していました。こちらは既に全開翅しています。
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見ているとそろそろ飛び立とうとしているのか、こちらを向いてくれました。
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この後、ほどなく高いクヌギの梢に飛んでいってしまいました。
昨年は♀ばかりでしたが、今回は発生初期のためか難しいとされた新鮮な♂の開翅が撮れてたいへんラッキーでした。
もう少しじっくり楽しみたかったのですが、アッという間に早朝観察が終了してしまいました。

ご一緒させていただいた「my favorite butterflies」のkenkenさん、京都のFさん、「蝶鳥ウォッチング」のyodaさん、「蝶の生態写真」のSさん「蝶の傍らに」のIさん、春日井のIさん・・皆さん大変ありがとうございました。

by konty33 | 2011-06-14 21:36 | シジミ類 | Trackback | Comments(14)
2011年 06月 11日
三河地方の林道などで見られた蝶たち
6月9日
天気が良いので近所の平地性ゼフィルスやヒメヒカゲなどの様子を観察に出かけました。
しかし、ゼフィルスたちはボロのウラゴマダラシジミを見かけたくらいでまったく成果がありませんでした。
林道を歩いていると多かったのはルリシジミです。♂ばかりですが次から次へと林道の奥の方から飛来してきます。
すると奥の方で集団吸水しているのを見つけました。しかし、気づかずに近づいたため集団がばらけてしまいました。
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少しするとまた元の位置に戻ってきますが、集団が小さくなり30頭以上いた状態が撮影できませんでした。
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この林道には、いろいろな蝶が飛んでいましたが、ルリシジミの次に多かったのはウラギンシジミ♂です。
これは、時々踏みつけそうなほど地面や周囲にいました。
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あとはクロヒカゲヒメジャノメも随分と賑やかでした。
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林道の入口に戻ってくるとクロコムラサキもいましたが、暑さのせいか開翅はしてくれませんでした。
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他にも、イチモンジチョウ、コミスジ、ルリタテハ、テングチョウ、クロアゲハ、ヒメキマダラセセリなどを確認しました。

夕方になりヒメヒカゲの生息地にも寄ってみました。例年通りたくさんの個体の発生を確認できました。
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新鮮な個体が多いので開翅を待ちましたが、なかなか開翅してくれないので100mmマクロで飛翔に挑戦しました。
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この場所では、例年以上の数のヒカゲチョウも見られました。
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ウラナミジャノメのポイントも探しましたが、発生が確認できませんでした。機会があれば再度確認したいと思います。

by konty33 | 2011-06-11 20:41 | Trackback | Comments(10)
2011年 06月 06日
北アルプスのクモマツマキチョウを満喫
6月5日
やはりこの時期クモマツマキチョウをどうしても見たくて今年も北アルプスの渓谷に挑みました。
ポイントに到着すると誰もいません。あれ?と思いましたが、荷物を降ろす前にクモツキ♀がもう飛翔しているではないですか。
慌てて撮影した写真が下の産卵写真ですが、向きが良くありません。
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そこで回り込んでみたのですが、産卵は終了し吸蜜になってしまったのが下の写真(トリミング)です。
良く見ると花の付け根(腹の先)にたった今生み付けられた卵が見えます。(画像をクリック拡大してご覧ください)
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この写真を撮り終わった直後、ブログ先輩の皆さんが到着され、いろいろなクモツキの習性やこの地の特徴などお話しいただき、皆さんでワイワイと楽しく過ごすことが出来ました。

前日に交尾を撮影された方もみえたので写真を見せていただき、何とか今日も見られないかと♀を探しますが・・・・・・。
♀はなかなか姿を見る機会がなく、もう1回チャンスがあったのが下の写真ですが、少し古びた感じの個体でした。
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日数が経過しているのか茶色っぽくなった卵を見つけることが出来ましたのでアップしておきます。
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♂は良く飛んでくるのですが、♀は少なく、良く♀と間違えるのがヤマトスジグロシロチョウです。
通常は大きさですぐに分かるのですが、小さめの個体がハタザオに吸蜜すると近くによって確認したくなります。
「やっぱりスジグロシロチョウでした」の一枚です。
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♂は撮影機会が多く、あちこちのハタザオで吸蜜してくれました。このくらい表翅が見えると綺麗です。
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全開翅は、遠くに止まったときが多く、100mmマクロで少ないチャンスを生かしたのが下の写真です。
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この日の午前中はは、やや薄い雲に覆われた柔らかい日差しの天気だったこともあり、吸蜜が観察機会がとても多かったように思います。
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スミレの花にも吸蜜することがあり、近くで撮影することが出来ました。
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真上からも撮ってみました。少し首を曲げて吸蜜していました。
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複数の個体が観察できた♂はどの個体もとても新鮮で発生初期のように見えました。
飛翔写真が苦手なkontyは、遠目から100mmマクロで連写し、少しでも脈動感のある写真をと頑張りましたが、この程度でお恥ずかしいです。
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午後になり、雲が厚くなってくると吸蜜していた個体が、突然ハタザオ上で触角を2本並べ羽根を小さく折りたたみ休止モードになります。
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薄日が差して暫くするとまた飛び出し、1頭が飛ぶと他にも飛び出すので、飛翔に必要な条件が何となく分かりました。
最後に、現地でお会いしたkmkurobeさんやtheclaさん、蝶山人ご夫妻の皆さんにはお世話になりありがとうございました。
また、昨年とは比べものにならない好条件での撮影が出来たことを感謝すると共に、来年もまた見られますようにと祈るような気持ちで小雨が降り出した現地をあとにしました。

by konty33 | 2011-06-06 22:30 | 高山蝶 | Trackback | Comments(18)