カテゴリ:シロチョウ類( 37 )

2012年 08月 30日
ヤマキチョウの♀を求めて
8月26日
前週もヤマキチョウを撮影しましたが、個体が少なかったので雌♀は十分に観察できませんでした。
そこで、今回は個体数の確認に加えて、♀の撮影を目的にヤマキチョウを探して歩きました。
いつもよく見られるポイントを丹念に探しますが見あたらず、少し違うところで♀を見つけることができました。
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この♀は、明らかにアザミに吸蜜したがっており、離れる様子もなくすぐに戻ってきました。
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例によって、逆光狙いの同じような写真の量産です。
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近寄れる時は、思いっきり近寄ってみました。
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これだけ近寄れると広角でも行けそうです。
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写真が、全部チョウの右側からの撮影ですが、左後翅下部が少し傷んでいたのでこうなりました。
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この個体が良いモデルになってくれましたので、満足してしまいました。
しかし、個体数の確認のためもう少し頑張って探索すると更に1♀2♂を確認できました。
歩き回って花の近くに行って確認しないと吸蜜が長いので飛翔を待っていても見つかる確率は低いようです。

ヒョウモン類は、随分と翅の傷みが激しくなり、個体数も少ないようでした。
しかし、日陰では新鮮なキアゲハも吸蜜しており、カラスアゲハも見られました。
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この場所ではスジボソヤマキチョウを見かけたことはありませんが、少し離れたところでは見られます。
面白いですね。棲み分けしているかの様でした。
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2時間程度の探索でしたが、なんとか複数のヤマキチョウに出会えたので良かったです。
あとは、この地の発生木の確認など課題は残りますが、この広さで探すのは難かしそうです。

by konty33 | 2012-08-30 22:03 | シロチョウ類 | Trackback | Comments(6)
2012年 08月 28日
ヒメシロチョウの透けた翅
8月25日と26日
この週末は、夕方と朝の2回にわたり信州のヒメシロチョウを観察しました。
例年は夏型を8月初旬に撮影するのですが、今年は少し遅めのこの時期になってしまいました。
各種高原のタテハを観察した日の夕方に、ヒメシロチョウの生息地に移動しました。
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人家や畑の周囲で場所を替えては生き続けるようですが、この小さな荒れ地では個体数が多いようです。
食草のツルフジバカマに吸蜜する姿も見られました。
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お見合いをするような求愛行動も何回か見かけました。
♂は積極的には行かないようですが、♀は翅をばたつかせて拒否しているように見え交尾は成立しませんでした。
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産卵するところも観察できました。逆さまになってお尻を丸めて産卵します。
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この場所では、よく静止してくれたので色々な場面が撮影できましたが、翅表も偶然・・・。
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この日は、これくらいにして・・・・ 翌朝、夜露をまとった様子を見たくて再訪しました。
ルッキングではなかなか見つからず、結局飛ばしてしまいましたが、少し露がついた姿を見ることができました。
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朝日を浴びての逆光も綺麗でした。
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先に水滴がついたスギナが朝日に輝き綺麗でした。
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シロツメクサには、2頭がお見合いしていました。
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本当に小さな荒れ地で、弱々しく飛翔する姿を見ていると儚さを感じました。
適当に草刈りを行う場所が、食草の育成には必要なようです。
いつまでも、この環境が残されていくと良いのですが・・・・。

by konty33 | 2012-08-28 21:13 | シロチョウ類 | Trackback | Comments(6)
2012年 08月 23日
高原のヤマキチョウは健在でしたが・・・
8月19日
朝から良い天気なので、信州の高原のヤマキチョウ生息地に向かいました。
春には沢山の個体が見られた場所ですが、殆ど見られません。
たまに遠くで姿は見れど元気に飛翔し、すぐに見失い写真にはなりませんでした。

そこで、午後は、信州でも違う高原にヤマキチョウを探しに行ってみました。
広い草原の中にアザミの花が咲いており、その周りをヤマキチョウの♀が飛んでいるところに遭遇しました。
慎重に近づき遠目から200mmで撮影しましたが、それ以上近づくと敏感に逃げてしまい戻ってきませんでした。
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すぐ近くで、♂も吸蜜しているのに気づきました。この蝶は、吸蜜に夢中である程度近づけそうです。
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順光では綺麗な黄色が飛んでしまうので、反対側に回り込み逆光気味に翅を透かした写真を狙ってみました。
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よほどお腹が空いていたのか飛んでもすぐに近くのアザミに止まって良いモデルになってくれました。
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しかし、このアザミの周りにはススキなどがあり、それらをなんとかしないとゴチャゴチャしてしまいます。
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慎重に手前のススキをどかしながら、出来るだけスッキリした背景になるように気を使いました。
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しかし、どうしても汚いアザミの枯れた花がバックに入ってしまいスッキリしない絵になってしまいました。
それでも、透けた翅はほぼ狙い通りに撮影できました。
更に広角で撮影できないかと近づいたら、飛ばれてしまいアザミには戻ってきませんでした。
逃げ飛んで止まった先は、草原の葉裏で、こんな感じでじっと隠れてしまうのです。
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広い草原で、こんなところに静止されては、いてもなかなか見つかりませんね。
近くまで行くと逃げますが、また近くの葉裏に静止していました。

この近くでは、ヒョウモン類も結構いましたが、特に新鮮で綺麗だったのはウラギンスジヒョウモン♀でした。
草原の真ん中より、林縁の日陰が好きなようです。
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アザミでも良く吸蜜していました。
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やはりミドリヒョウモンが多いのですが、メスグロヒョウモン、クモガタヒョウモンなどもいました。


少なくなったのか探す場所が悪いのか、1日がかりでやっとヤマキチョウを撮影できた感じです。
もう少し多くの個体に囲まれて楽しみたいところですが、個体数が少なく物足りなさが残ります。
でも、今年もなんとかヤマキチョウが撮影できたし、他にもそれなりの成果があったので良しとしましょう。

by konty33 | 2012-08-23 20:40 | シロチョウ類 | Trackback | Comments(14)
2012年 07月 30日
南アルプスのミヤマシロチョウなど
7月28日
このところ平野部はとにかく暑く、涼を求めて高いところに足が向いてしまいます。
北アルプス、八ヶ岳も考えたのですが・・・・結局、人混みを避けて南アルプスにしました。
現地に到着すると意外と登山客が多いので驚きましたが、早速キバネセセリが出迎えてくれました。
イケマがお気に入りのようで、何頭か忙しそうに吸蜜していました。
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ヒョウモン類やアサギマダラなどとにかく花や蝶が多いので飽きません。
しかし、本日の狙いの一つであるミヤマシロチョウは、例年より個体数が少なめです。
おまけに時々現れてもそのまま何処かに飛んでいってしまい、撮影できません。

午後になってやっと吸蜜時間になったころ、クガイソウの吸蜜を「蝶の観察日誌」のU氏に教えて戴きました。
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翅表も撮影したいのですが、半開翅しかしないので、翅をばたつかせたときに撮影しました。
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クガイソウがお気に入りのようで、ずっと長い間良いモデルになってくれました。
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この後、ヒヨドリバナに吸蜜する違う個体も見られるようになりました。
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クガイソウには、ミヤマシロチョウの他にスジボソヤマキチョウなども吸蜜に来ます。
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ミヤマシロチョウは、まだ雄♂だけで雌♀が見られず、個体数もすくなかったのでピーク前かも知れません。


ミヤマシロチョウを待つ間に、今年初見のスジボソヤマキチョウを撮影しました。
柔らかな日差しに翅が透けてとても綺麗でした。
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道沿いのクガイソウやヒヨドリバナに吸蜜する姿が沢山見られます。
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広角でも簡単に撮影できるほど吸蜜に夢中で近づいても逃げません。
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最後に、一般の登山客にもよく知られているアサギマダラです。
「何を撮っているのですか?」とよく聞かれるので、「チョウです」と答えると・・・・
「アサギマダラですか?」「先ほどいましたよ」などと何人かに声をかけて戴きました。
そんなことがきっかけで、一応撮影しておきました。
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何頭かのアサギマダラを見ながら歩いていると行動調査用に翅に番号などが書かれた個体も見つかりました。
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最初はどうなることかと思いましたが、なんとかミヤマシロチョウを撮影出来ました。
現地でお会いした方々にはお世話になりありがとうございました。

狙いのミヤマシロチョウ以外にも沢山のチョウが見られましたので、次回も続きます。

by konty33 | 2012-07-30 20:59 | シロチョウ類 | Trackback | Comments(6)
2012年 05月 27日
南アルプスのクモマツマキチョウ再挑戦
5月26日
先週に続いて南アルプスのクモマツマキチョウを狙って行ってきました。
先回は1♂だけのため発生初期と考え、今週は適期と思い「乱舞?」を期待しましたが・・・・10時を過ぎても飛びません。
気温も天気も申し分ないのですが・・・・・・・。

あまり飛ばないので、仕方なく、卵を探してみるとすぐに見つかりました。
綺麗な卵ですね。いくつかの卵を見つけるとこが出来ました。
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100mmマクロ+リングライトで食草を痛めないように慎重に撮影しました。(かなりトリミングしてあります。)

10時ごろになって、やっと♀が飛び始めましたが全く静止しません。
仕方なく、ハタザオの近くにやって来たところの飛翔を狙いますが・・・・下手ですね。
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少しすると何処かへ行ってしまいますが、暫くするとまた♀が現れました。
しかし、フレンドリーなモデルにはほど遠く、崖下か崖上に行ってしまいます。
その内、崖上方のハタザオに来ました。遠かったので200mmで撮影しトリミングしています。
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このハタザオに絡んだときの飛翔です。
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一度だけ、近くのハタザオに吸蜜しました。前翅の三日月紋がよく見えますが、もう少し横から狙いたかったです。
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ハタザオには、ミヤマセセリも吸蜜に来ます。体が重いためかひっくり返ってしまいます。
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新鮮な♂がまだ結構沢山いました。
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クモマツマキ♀が同じ個体かどうかはよく分かりませんが、同時に2頭は見られませんでしたから、同じ個体ではないかと思われます。
最盛期がいつだったか解らないまま、この地の今シーズンのクモマツマキは終了のようです。
この日訪れた皆さんのご意見では、今年は発生数が少なかったのだろうと結論づけられました。
なんとか、先週と今週で♂、♀の証拠写真を撮影できましたが、来シーズン再チャレンジしてみたいです。
皆さんお疲れ様でした。



帰り道、ヤマドリが道路脇を歩いていました。
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ヤマドリと言えば、柿本人麻呂の「あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む」を思い出します。
長い夜ではありませんが、クモツキに思いを寄せて待ちくたびれてどう過ごして良いか解らないkontyでした・・・・って意味が分からないですね。

by konty33 | 2012-05-27 14:40 | シロチョウ類 | Trackback | Comments(16)
2012年 05月 22日
信州のヒメシロチョウ春型 生息地の確認
5月19日(午後)
南アルプスのクモマツマキチョウを観察したあと麓に移動してヒメシロチョウを追いかけました。
この蝶はとても可愛らしいく、春型は裏翅の色合いも素敵なので、毎年一度は見ておきたいと思っていました。
ポイントに到着すると早速1頭が草むらから飛び出しました。
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いつも飛び続けてるイメージの蝶ですが、この日は、よく静止してくれました。
逆光では、翅が透けてとても綺麗に見えます。
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狭い範囲に3頭くらいがいるようで、タンポポでも何度か吸蜜してくれました。
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ムラサキケマンでも吸蜜してくれましたが、カメラを構えて近づいた時には、ただ静止してるようでした。
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休止モードのようだったので、広角でも撮影してみました。
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産卵したそうに時々静止しては食草のツルフジバカマか確認している個体がいました。
そこで、しつこく追い続けると静止し前足を動かしながら食草と確信してから産卵しているように見えました。
産卵はお尻を大きく曲げながらゆっくりと1卵産みます。一番右の写真には産みたての卵が写っています。
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何回か撮影チャンスがありましたが、産卵の瞬間に角度を変えるので横から上手く撮影するのは難しいですね。
産卵した卵も超接写してみました。シロチョウ科の特徴的な形です。
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ヒメシロチョウは何処でもいるわけでなく、生息範囲が局地的なのでこの環境が維持されることを望みます。
今のところ、この地には比較的多くのヒメシロチョウが見られたのも嬉しかったです。

この後、夕方にシジミチョウの幼虫探しも楽しみましたが、次回にご紹介します。

by konty33 | 2012-05-22 21:06 | シロチョウ類 | Trackback | Comments(6)
2012年 05月 20日
南アルプス産 クモマツマキチョウの証拠写真??
5月19日
これまで、南アルプスではクモマツマキチョウを見たことがありませんでした。
今年こその夢を叶えようと先週に続いて今週も南アルプスに向かいました。
9時ごろポイントに到着すると誰とも約束したわけでもないですが、顔なじみの方々が次々とやって来ました。

まずは、吸蜜して欲しい食草のチェックを兼ねて試し撮りです。ここに来れば完璧です。
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まずは、コツバメやミヤマセセリが飛び出します。(写真は、先週ここで撮影したコツバメ)
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随分暖かくなりましたが、なかなかクモマツマキチョウは登場しませんでしたが・・・・・
暫くすると「羽化直と思われる個体がいる」と教えてもらい撮影できました。
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天気が良いのに、まるで曇ったときのように活性が低く、とてもおとなしくモデルになってくれました。
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南アルプス産の証である前翅の紋も写せました。
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飛んでもすぐに戻ってきて同じような枝に静止しますが、残念ながらハタザオで吸蜜はしてくれませんでした。
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結局、数時間居ましたがこの1頭だけのようでした。


このあたりでは、キベリタテハもよく滑空しており、1度だけ静止してくれました。殆どシロベリタテハですね。
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翅にシミがついたスジボソヤマキチョウもスミレに吸蜜していました。
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オコジョもいました。すばしっこく動いては隠れてしまいますが、一瞬あたりを見回し静止してところを撮影できました。
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実は、オコジョは2年前にも目の前に現れ撮影しています。(2年前の8月撮影)
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この時期、石灰質の崖にはシナノコザクラが綺麗に咲いています。
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今回、やっと南アルプスのクモマツマキチョウが撮影できましたが、思ったような写真にはなりませんでした。
最初から欲をかいてはいけません。最初としては上出来です。
蒼々たるメンバーが勢揃いでしたが、来週もあるので?と一足先に失礼しました。
皆さんありがとうございました。

by konty33 | 2012-05-20 23:16 | シロチョウ類 | Trackback | Comments(12)