2013年 10月 13日
10月12日 このところ探索モードでブログネタがなかったので、久しぶりにクロツバメシジミを見に行きました。 朝は涼しく気持ちが良い快晴でしたが、日中は夏のように暑くなりました。 ちょうどツメレンゲの花が咲き始めで、沢山の個体が見られましたが、新鮮な個体を探すには苦労します。 まずは、ツメレンゲの吸蜜を狙いますが・・・・なかなか止まってくれません。 擦れた個体が多く、吸蜜時間も短く、アングルを低く構えられず・・・・もうひとつ満足がいきません。 吸蜜かと思うとお尻を蕾の中に突っ込んで、産卵していることもよくありました。 蕾の中に産卵するのは、この時期ならではです。 上の写真のシーンの後で、卵を確認してみると・・・・赤矢印の3卵が確認できました。 OLYMPUSのTG-2の撮影ですが、望遠側にして拡大すると卵表面の模様が少し見えます。 この卵はシジミチョウの中でもとても小さく、表面の凹凸も小さいので撮影が大変ですが、MP-E65の超接写ではこんな感じです。 産卵をよく観察していると・・・・花の蕾以外にも、葉や周りの苔やゴミのような枯れ枝にも産卵するようです。 大抵はツメレンゲの根元付近が多く、矢印の部分にボケた卵が写っていますが、もっと絞って連写すべきでした。 求愛行動はあちらこちらでよく見られました。 1週間くらい前が交尾もピークだったに違いありませんが、この日も見ることができました。 こんな綺麗な花の一番上で成立するなんて・・・・遠くからも思いっきり目立っていました。 まるでやらせのような写真ですがやらせではありませんよ。 以前にも花の上で交尾を見たことがありますから、成立しやすい場所なのかも知れませんね。 花の上と言えば・・・・・・こんなシーンも見られました。 真っ赤になったナツアカネでしょうか。ツメレンゲの花穂の先端に・・・・この季節ならではですね。 新鮮な個体が多かったと思われる1週間前にはまだ殆どツメレンゲは開花していなかったと思われます。 今回は、ツメレンゲの花も咲き始めて適期でしたが、クロツは擦れた個体が多くて・・・ぴったり時期が会うのは難しいですね。 吸蜜、求愛、交尾、産卵、卵は観察できましたが、蛹や幼虫は見つかりませんでした。
by konty33
| 2013-10-13 22:00
| シジミ類
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Comments(14)
クロツ with ツメレンゲいいですね。ボリューム感たっぷりの花弁が美しい。
タイミングが難しいですよね(^_^;)。花を取るか、蝶を取るか悩みどころです。私も行きたかったのですが、まだカバちゃんに遊んでもらってます(^-^ゞ。何せアクセス最高なもので、ついつい…(*^^*)。夢のような交尾シーンシチュエーションですね。
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MIYAKOUTA5040 at 2013-10-14 14:43
ツメレンゲの蕾に産卵に来て、
その蕾に産まれた卵を確認されて、綺麗に写真を撮られるなんてすばらしいです。 ツメレンゲの花とクロツバメシジミ、良い組み合わせですよね。 私もまた来年チャレンジしたいと思います。
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himeoo27 at 2013-10-14 20:16
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konty33 at 2013-10-14 20:56
midoriさん
今年はあまりクロツを見に行けなかったので、成虫の発生時期が読めませんでしたが、沢山飛んでいて良かったです。 花はきれいだったのですが、クロツとの組み合わせは良い感じには撮れませんでした。 midoriさんはカバマダラに填ってしまったようですね。 この時期近くで良い撮影対象がみつかり今年は楽しみですね。
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konty33 at 2013-10-14 21:02
22wn3288さん
ツメレンゲの開花状況は場所によって多少変わっていました。 ここは、そろそろ3分咲きと言ったところでしょうか。 飛び続けるので花に吸密するのを撮影するには難しい日でした。 卵は蕾や葉だけでなく、苔や落ちている枯れ枝にも産んでいたのが驚きです。
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konty33 at 2013-10-14 21:07
MIYAKOUTA5040
花がちょうど綺麗な時期に行こうと以前より考えていました。 到着して暫くは全く静止する様子がないので参りましたが、 なんとか産卵と卵を撮影できて一息ついていると・・・諦めていた交尾を見つけて良かったです。 地味ですが可愛い蝶ですから是非チャレンジ戴ければと思います。
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konty33 at 2013-10-14 21:13
虫林さん
この日は暑い日でしたね。 日中の一番暑い時間でしたが、なかなか止まらないので参りました。 粘って眺めていると・・・だんだんと静止する個体が見え始め・・・ その内に求愛行動があちらこちらで見られるようになるなど 時間による変化を楽しむことが出来ました。 一番大きなツメレンゲの上で交尾を見つけたときは驚きと喜びでいっぱいでした。
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konty33 at 2013-10-14 21:18
HOUNOKIさん
場所によって花の大きさは随分違いますね。 ここは毎年大きく背が高い花穂が見られるので嬉しいです。 ツメレンゲの花の上の交尾は良かったのですが、擦れていたのが残念です。 少し遠目から狙うと・・・擦れていても良い感じに撮れました。 卵撮影は、OLYMPUSのTG-2が簡単でお気に入りです。
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konty33 at 2013-10-14 21:23
himeooさん
求愛の時はスピードアップして追いかけますが、♀が静止すると♂がお尻を曲げるシーンが見られます。 この日は暑かったせいか、開翅するシーンはこんな時だけでした。 もう少し新鮮な個体のしっとりした翅表が見てみたかったのですが、残念です。
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at 2014-01-04 13:01
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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konty33 at 2014-01-04 23:25
鍵コメさん
コメントありがとうございます。 この地域では生息数の比較的多いところもありますが、原因不明で絶滅した場所もあります。 遠方で観察したことがないので、図鑑で見るような翅裏の地域差については、勉強不足で実感出来ていません。 |
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-konty気まぐれ自然紀行- 2005年頃からデジイチで蝶を中心とした自然の撮影を楽しんでいます。シーズン中の週末には一人気ままに静岡県内や近県の野山に出かけます。 by konty33 カレンダー
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