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2013年 07月 04日
梅雨の晴れ間 信州の高原にて
6月29日 午後
ゼフィルスやキマダラモドキなどを撮影した後、少し移動しアサマシジミのポイントを覗いてみることにしました。
初めての場所でしたが、草原の入口で飛んでいるアサマシジミをすぐに見つけました。
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少し標高が高いところなので、まだ新鮮な個体ばかりでニガナに吸蜜していました。
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飛び回ってなかなか止まりませんが、ススキの上で開翅してじっとしている時もありました。
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♀も居ましたが、思いのほか小型でヒメシジミと区別がつきにくいです。
前翅の裏の5番目の斑紋が長くなるアサマシジミの特徴がハッキリ分からない感じでしょうか。
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ここにはコチャバネセセリが沢山飛び回っており、地面で吸水やヒメジオンで吸蜜などが見られました。
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林の樹液にはサトキマダラヒカゲも吸蜜していました。
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この時、空が急に暗くなり天候が妖しくなったので、次のポイントに移動しました。
次の狙いは、まだやや早いと思いながらもウラキンシジミでしたが・・・・やはり早かったようです。
しかし、代わりにヒメシロチョウを見つけました。
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ヒメシロチョウは飛び出すとなかなか止まらない蝶ですが、この個体は良く止まってくれました。
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その他は、ヒメシジミが沢山見られました。
残念ながら今年は発生が早かったようで、相当傷んだ個体が多かったですが綺麗な♂を狙いました。
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雨も降りそうで薄暗くなってきたのですが、ちょっとした斑紋異常の♀を見つけました。
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沢山のヒメシジミの中でも赤紋が何となく派手に見える新鮮で大きな♀が気になりました。
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ハンノキ林ではミドリシジミの幼虫を見つけて貰いました。発生が遅いこの地方ではまだ幼虫なんですね。
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最後に、クロツバラを覗いてみるとミヤマカラスシジミの幼虫も見つかりました。
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この後、雨が降ってきたので、後ろ髪を引かれながらも楽しい一日を終了としました。
一日ご一緒いただいたcactussさんどうもありがとうございました。

by konty33 | 2013-07-04 21:41 | Trackback | Comments(8)
Commented by 22wn3288 at 2013-07-05 08:17 x
アサマシジミ いいですね。
青がミヤマと違いますね。
ヒメシジミの斑紋異常も貴重ですね。
Commented by HOUNOKI at 2013-07-05 08:50 x
5月の連休の頃、見たヒメシロチョウは、
もう2化が発生しているようですね。
この蝶の楚々とした美しさが、よく表現されています。
模様のない、シンプルさに惹かれます。
Commented by konty33 at 2013-07-05 12:55
22wn3288さん 
アサマシジミはヒメシジミより味わいがあり青が独特で綺麗です。
もう少し青が発達した個体を探してみたかったのですが、残念でした。
ヒメシジミは数が多いためか、異常紋は時々見られると思いますから探してみるのも面白いですね。
Commented by konty33 at 2013-07-05 12:59
HOUNOKIさん 
仰るようについこの前1化を撮影したばかりのような気がしますが、2化がもう出ていました。
弱々しい飛び方と静止した時の姿がなんともそそられます。
発生地が微妙に不安定で、ここで撮影したのは初めてだと思います。
Commented by cactuss at 2013-07-05 21:23
アサマシジミは新鮮で、良かったですね。
あの場所は結構、標高が高いですが、キマダラヒカゲはサトの様ですね。
翌日、結構、標高の高い所で撮影したキマダラヒカゲがやはりサトの様でした。区別が難しいですね。
Commented by hemlenk at 2013-07-07 05:58
新鮮な感じですね。アサマシジミ(=^・^=)
ミヤマカラスシジミやミドリシジミがまだ幼虫とは驚いてしまいます(^_^;)けっこう標高ありそうですね。
Commented by konty33 at 2013-07-07 22:19
cactussさん 
初めての場所で新鮮なアサマシジミが見られて良かったです。
確かに標高の高さからヤマキマダラヒカゲと思いましたが、良く見たらサトキマだったので面白いと思いました。
標高で種別するのは無理ですか。注意深く観察が必要なようですね。
Commented by konty33 at 2013-07-07 22:23
hemlenkさん 
前回ご一緒したときは、♂がややスレ気味でしたが、標高を上げて新鮮な個体が見られたので喜んでいます。
幼虫を見つけた場所は、標高で1000m以上あると思います。
標高だけでなく、気温の影響もあるんでしょうね。幼虫の成長が遅そうです。


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