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2013年 05月 14日
GW中の各種の卵、幼虫、蛹を確認
4月下旬~5月上旬
今回は、趣向を変えてこの間に観察した卵や幼虫の記録を少々記載します。
順不同ですが、まずは、身近なところでウラゴマダラシジミの終齢幼虫や前蛹、蛹の確認です。
GW前半には、夕方立ち寄った産地のイボタノキでは、沢山の終齢幼虫を確認できました。
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この後、GW後半には前蛹や蛹になっているのが確認できました。
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これなら、5/後半には成虫になりそうです。
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この場所では、GW前半にクヌギからミズイロオナガシジミの幼虫も見つかりました。
一連の写真は、どれも夕方撮影なので、夕日で写真が赤っぽくなっています。
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GW前半には、ハンノキ林からミドリシジミの幼虫巣(通称;ギョウザ)も見られました。
逆光にして透かしてみると中の幼虫が見えます。
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失礼して葉を広げて幼虫も撮影させて貰いました。
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違う場所では、ウラジロガシからムラサキシジミの卵も見つかりました。
一瞬、ヒサマツミドリ??かと勘違いします。
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これは、拡大して見るととても綺麗に見える卵なので超接写をしてみました。
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3月にご紹介したベニモンカラスシジミの様子もその後も継続して見守っています。
GWには、どういうワケか圧倒的に数が減少していましたが、2回調査したところ終齢幼虫、前蛹、蛹を見つけることができました。
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GW後半には、蛹が見られました。昨年は羽化後の抜け殻を撮影しましたが、これは殻ではありません。
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GW後半、諏訪地方では芽吹きが始まるところでコナラのウラミスジシジミは孵化したところでした。
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孵化卵の殻が見つかり・・・・同じ冬芽の裏側を良く見ると小さな穴が・・・・・
まだ芽がふくらみかけたところですが・・・・幼虫がしっかり食い込んでいるのだと思います。
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こうして、同じGW期間中でも孵化したばかりのものから蛹まで、季節の進行が各地で違うことが分かりました。
GWに成虫以外の観察が多かったのは、天候がもう一つで成虫の観察機会が少なかったことの証拠でもありました。

by konty33 | 2013-05-14 22:54 | Trackback | Comments(4)
Commented by 22wn3288 at 2013-05-15 08:18 x
幼虫から蛹になるまでの様子、始めて目にすることが出来ました。
しっかり観察されていて凄いの一言です。
成虫撮影の後も無駄にされていないことに敬意を表します。
Commented by konty33 at 2013-05-15 21:44
22wn3288さん 
もう少し系統立てて写真を整理すれば良いのですが、見つけたものを適当に載せてしまいました。
どうも、面倒がりでいけません。
成虫が見つからないときは、卵以外に幼虫や蛹を探す楽しみを覚えました。
もう少しいろいろな種類が見つかるように、覚えていきたいと思います。
Commented by ほっとひといき at 2013-05-18 01:12 x
こんばんわ~☆

遅くに伺いまして…蝶の卵の美しさに
目をとられ…前回も感じましたのですが
蝶の美しく舞う姿に気を取られ…でもよく見ますと
卵の美しさは自然界の素晴らしさ、創造者がおられることを
確信できる美しさです…私たち人間を楽しませるこの自然界が
いつまでも美しくあってほしいです…(^.^)/~~~
Commented by konty33 at 2013-05-18 08:03
ほっとひといきさん 
卵は、拡大してみると肉眼では気がつかない美しさを感じます。
今まで見過ごしてきましたが、もう少しいろいろな種類の卵を意識して見ようと思っています。
それにしても、この卵と蝶の姿が結びつかないですし、どうしてこの模様や造形なのか不思議な世界ですね。
こうしたあまり多くの人が目を向けない世界も紹介していきたいです。


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