2012年 07月 17日
信州の高原を駆け巡る ウラキンシジミ編
7月14日
当初の予定は早朝よりゼフィルス観察に行く予定でしたが、所用もあり予定変更です。
昨年撮影機会を逸した新鮮なウラキンシジミに狙いを絞り、午後2時頃に生息地に到着しました。
トネリコの多い林の中や林縁で探しますが見つからないので、叩き出してみました。
すると、数頭のウラキンシジミが飛び出し、1頭の♀が灌木に降りてきてくれました。
ウラキンの♀は、名前通り翅裏が金色に輝いて見えます。
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少し距離があり、アップでは撮影できないのでもう一度刺激を与えると林の向こうに消えてしまいました。
この調子でと・・・叩き出しを続けると・・・・また、近くの灌木に降りてきてくれました。
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脚立を使用してやっと目の高さですが、近くで撮影しても逃げませんので手を伸ばして広角でも・・・。
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とても新鮮な個体で、開翅してくれないかと暫く待ちましたが翅をスリスリするだけでした。
更に、続けて探索すると・・・・また♀です。少し傷んでいますが、それでも綺麗です。
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背景の雰囲気を入れて広角でも撮影しました。
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♀ばかりで♂が見られないかと更に続けると・・・どうも飛んで行ってしまうのが♂のようです。
遠くの草地に飛んで行く個体を目で追うと・・・30mほど離れた荒れ地の中に降りたように見えました。
草をかき分け降りた当たりを丹念に探すとギシギシのような草に♂雄が静止していました。
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♂は♀と比べると随分黒っぽく見えて美しくありません。
しかし、新鮮な個体でしたから光の当たり具合によっては♀ほどではないにしても綺麗にも見えます。
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暫く待ってみましたが、これも開翅はしてくれませんでした。
時間帯なのか?それとも曇り空では難しいのでしょうか?


カラスシジミもこの近くに居るはずですが、成虫も蛹も見られませんでした。
ミヤマカラスシジミの発生場所にも寄り、クロツバラの木を確認してみると終齢幼虫が3頭見つかりました。
葉の裏に静止する幼虫や枝を這い回る幼虫に続き、実の中に頭を突っ込んでいる幼虫も見られました。
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このあたりは、標高が高いためか比較的新鮮なウラゴマダラシジミにも出会いました。
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開翅の様子を連続撮影もしてみました。
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目的のウラキンシジミは新鮮な♂♀とも会うことが出来ました。
夏の高原では、いろいろな蝶たちが撮影できましたので、次回以降、種類毎に紹介したいと思います。
昨日あたりから入道雲が広がり夏らしい空で一段と蒸し暑くなり、今日は、梅雨明けも発表されました。
これから、いよいよ夏の蝶の本番ですね。

by konty33 | 2012-07-17 21:46 | シジミ類 | Trackback | Comments(14)
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Commented by maximiechan at 2012-07-17 21:51
憧れのウラキン、しかも超新鮮♀個体を見事に撮影されて羨ましいです。
私も今回の遠征で初見できましたが、多少擦れた♂で、近付いての撮影はできませんでした。
Commented by banyan10 at 2012-07-17 22:24
ウラキンは綺麗な雌雄ですね。
僕も昨年新鮮な個体を撮影できましたが、今年は機会なしで終わりそうです。
ミヤマカラスはまだ幼虫ですか。少し前に探しましたが成果なしでした。
Commented by yoda-1 at 2012-07-17 22:25
これはかなりYODAの次ブログとだぶりますが、YODAの場合新鮮な♀雌が一匹いただけで、満足して他の探索はできずじまいでした。この充実度に脱帽であります。
いまだにクロツバラの木がどれなのかよく分かりませんが、
YODAのミヤマカラスシジミ発生地ではもう♂雄の個体数が少なくなっておりました。
Commented by HOUNOKI at 2012-07-18 08:45 x
ウラキンシジミ、上品で美しい蝶ですね。
翅の色は、確かに金色の感じがします。
本物を見るのが一番ですが
kontyさんの鮮明な写真で十分満足です。
どんな未知の蝶が登場するのか楽しみにしています。
Commented by himeoo27 at 2012-07-18 20:08
ウラキンシジミ♀の裏翅の輝き素晴らしいですね!

私も兵庫県のアイノミドリシジミが乱舞するポイントで
傷んだ個体ですが♂1頭を偶然初見することが叶いました。
それはそれで渋くて素敵でした。
Commented by konty33 at 2012-07-18 21:03
maximiechanさん 
ウラキンシジミは毎年見ていますが、新鮮な♀の撮影は久しぶりです。
昨年は、完全に時期遅れだったので、今年は狙っていました。
生息地は多いですが、確実に出会えるところは限られるので遠征先で出会えて良かったですね。
Commented by konty33 at 2012-07-18 21:06
banyanさん 
昨年のbanyanさんの記事に触発されて、今年は狙っていました。
天気は悪かったですが、時期はちょうど良かったようで、無事撮影できました。
この地のミヤマカラスシジミは、蛹だろうと探してみたら幼虫だったのでビックリしました。
Commented by konty33 at 2012-07-18 21:14
yodaさん 
貴ブログ拝見しました。新鮮な♀の動きを捉えた写真を興味深く拝見しました。
他に行く時間も当てもなく、時々ウラキンを叩き出しながらヒョウモンなども撮影しながら楽しんでいました。
富士山麓などでは新鮮な個体が見られる頃ですから、場所によって発生時期が随分異なりますね。
Commented by konty33 at 2012-07-18 21:21
HOUNOKIさん 
新鮮な雌の翅裏の色合いは、確かに上品な感じがします。
写真で十分と言わず、是非、実物をご覧下さい。綺麗ですよ。
擦れた雄しか見たことがなかった頃は、そんなに魅力を感じなかったのですが、新鮮な♀を見てからこの蝶が好きになりました。
Commented by konty33 at 2012-07-18 21:27
himeooさん 
やっぱり新鮮な個体は、良い色してます。特に雌は輝いていました。
遠征先で初見は、嬉しい出会いですね。
雌の上品さとは対照的に雄の渋さも素敵で玄人好みでしょうか。
Commented by hirax2 at 2012-07-19 18:47
ウラキンは過去に1度だけ撮ることが出来たチョウで、その時もKontyさんが言われるように全く逃げないおとなしいチョウでした。そんなチョウばかりだと撮りやすいのですがね^^)
それにしても超新鮮ウラキンの金箔を貼ったような翅(少し大袈裟ですね)を堪能させて頂きました。
Commented by cactuss at 2012-07-19 20:37
本当にきれいなウラキンシジミですね。
冬季の卵探索の成果でしょうか。
ミヤマカラスシジミが終齢幼虫ということはかなり高標高なのでしょうか。
こちらでは先日、雄を撮影しました。
Commented by konty33 at 2012-07-19 22:41
hiraxさん 
いつもおとなしいわけではないと思いますが、撮影できるときはたいてい逃げません。
夕方には結構激しく飛ぶ姿も見たことがありますが、♀は総じておとなしい印象です。
金箔とも言えますが、上品な絨毯を思わせる金色には魅力を感じますね。
Commented by konty33 at 2012-07-19 22:47
cactussさん 
久しぶりに新鮮なウラキンシジミに会えました。
卵探索も役立っていると思いますが、ここは確実に出会える場所です。
標高は、多分1200mくらいではないでしょうか。
この地でミヤマカラスは今年初めてなのでよく分かりませんが、標高以上に遅い印象に驚きました。
仰るように、既に発生している場所が多いようですね。


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