2011年 09月 21日
山梨でクロツバメシジミの産卵を観察
9月15日
シルビアに続いて、今年何度目かのクロツバメシジミを観察に行きました。
前回は、交尾を沢山見られたので、今回は産卵と幼虫の観察が主な目的です。
ポイントに到着すると早速、雰囲気の良い岩に静止する新鮮なクロツバメシジミを見つけました。
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近くのセンダングサに吸蜜する個体もいました。吸蜜し出すと長い時間動きません。
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交尾も1組見つかりましたが、風があり落ち着いて止まってくれず、狙いの構図では撮れませんでした。
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風に飛ばされ移動した先は、雰囲気は出ませんがツユクサの上です。
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昼頃になり、何故か付近のクロツが何処かへ行ってしまいツメレンゲの周りに見あたりません。
追いかけ回したためでもないでしょうが、暑さのせいかと思い、木陰で昼食を摂りながら待つことにしました。
暫くするとどこからともなく戻ってきて、一斉に産卵が始まりました。
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ツメレンゲの花穂の先の方に産卵する個体が多かったので、上から狙ってみました。
花穂の螺旋模様が魅力的です。
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うまくツメレンゲに卵が付着せずお尻にくっついている産卵中の個体を見つけました。
お腹から出てくる時はまん丸のようで、緑色をしています。
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その後、この卵をツメレンゲに押しつけている写真も撮れました。
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通常は一連の動作で産卵を完了するんでしょうが、この時は違っていました。
産卵した卵はこんな感じです。(上の写真とは別の卵です) しっかり模様も付いているのが不思議です。
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この後、もう一つの目的である幼虫も探しましたがサッパリ見つかりません。
そこで、帰りに違うクロツの生息地に寄って、幼虫を探してみると1つだけ見つけることが出来ました。
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既に午後6時となり薄暗かったのでストロボを使っています。
これは終齢幼虫でしょうか?
よく見ると幼虫のお尻の方にアリが2頭なにやらやっていましたが良く見えませんでした。(暗くて老眼は厳しいですね。)
おそらく、この幼虫は10月のツメレンゲの花が咲く頃に4化として発生するのでしょう。
次回は、そのころ再訪し、その後の様子も観察したいと思います。

by konty33 | 2011-09-21 12:42 | シジミ類 | Trackback | Comments(6)
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Commented by senmei at 2011-09-21 20:29 x
執念のクロツバメシジミの生態観察、感動しながら拝見しました。↓のシルビアの卵もよく見ると扁平なので、同じように押し付けているのでしょうか? どうして扁平なのか・どうやって卵に模様がつくのかなど、興味が尽きませんね。今度産卵の場面に遭遇したらよーく観察してみたくなりました。
Commented by konty33 at 2011-09-21 23:49
senmeiさん 最近は老眼が進行し、メガネを変えなくては小さな卵を観察するのが辛くなっています。
暗くなるころ幼虫を見つけたときは、自分でも驚きでした。
食草に付着する様子はよく観察すれば分かると思いますが、どうして卵の形や模様が決まるか興味が尽きませんね。
分かったら是非ご教示いただきたく。
Commented by ダンダラ at 2011-09-22 08:58 x
ツメレンゲの花穂が螺旋担っているのは気がつきませんでした。
目から鱗の感じです。
尾端に卵が着いてしまった個体は他の種類でもたまに目撃しますが、接着のための液体が乾いてしまうともう食草にはつかなくて、そのままになってしまうことが多いように思いました。
あるいはこすれて落ちてしまうのでしょうかね。
Commented by konty33 at 2011-09-23 00:19
ダンダラさん ツメレンゲは所により色や大きさが様々ですが、大きな花穂ははっきりと螺旋に見えました。
特に、陽が斜めからあたると明暗がはっきりして面白い絵になります。
尾端にくっついた卵は、押しつけた後ツメレンゲには付きましたが、その写真を撮ることを忘れてしまいました。
その後もずっと普通にくっついていたのかは分かりません。
Commented by maximiechan at 2011-09-23 06:44
拙ブログにコメントくださりありがとうございました。確かにツメレンゲの色とか色々な違いがありますね。
産卵に至るまでは動きが激しくてなかなか追い切れず、産卵も一般的には奥の方に潜り込むようにするのでなかなかきちんとは撮れません。5~10枚目は見事です。
花穂が更に伸びて花を咲かせたら、その吸蜜もねらうのでしょうね。
Commented by konty33 at 2011-09-23 21:46
maximiechanさん この産地の個体数は比較的少なく生息範囲も狭いのですが、この時は、花穂の先の方への産卵が次々と行われ、比較的容易に産卵を撮影できました。
ただ、平らな石組みでツメレンゲが密集しているため踏まないように気をつけると横から撮影するのが難しのです。
花が咲く頃にまた訪問し吸蜜など見てみたいと思います。


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